和菓子屋でおなじみの「五平餅」は、いまや全国的に食べられる国民食のようだが、実は、愛知、岐阜、長野の一部エリア限定が本場。五平餅の発祥や、その発祥の地などはいまだわかっていない。

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「世界のトヨタ」の本社がある豊田市では、五平餅が名物。五平餅が本場というエリアのほぼ中心に位置する。

しかも、駅に「とよた五平餅」のパンフレットが置いてあったり、「とよた五平餅学会」まで存在したりする。市内各地で五平餅を食べることができる、いわば五平餅パラダイスだ。

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その「とよた五平餅」のパンフレットを読むと、なかなか奥深いものがあった。豊田市内で販売されている五平餅にも、実に6つもの「型」があるという。

わらじ型(足助・旭・稲武エリア)/大わらじ型(下山エリア)/丸形(藤岡エリア)/ひょうたん型(小原エリア)/木の葉型(下山エリア)/御幣型(豊田・足助エリア)

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豊田市内にある五平餅を販売する店舗は、実に50以上。愛知県産大豆のフクユタカを原料として豊田市内で造られた味噌だれを使っているのが、どの型でも共通事項。

五平餅に似た、五平団子も存在する。こちらのほうが食べやすい。

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豊田市内で栽培されたという白米で作られた生地に、味噌だれをのせて炭火で焼いた味は、何度食べてもとても美味しい。できれば何本も食べたいところだが、1本でもボリュームあるのが五平餅の良いところ。

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「とよた五平餅学会」のホームページを見ると、五平餅の作り方も載っていた。現地になかなか行きづらいなら、材料や道具なども、自宅にいながら入手できるものがほとんど。興味があれば、ぜひ自宅で作ってみてはいかがだろうか。

とよた五平餅学会について
http://www.toyota-go-hey.jp/about/about.html