博多発の天然とんこつラーメン専門店「一蘭」が開発し、今年(2021年)2月に発売した「一蘭」初のカップ麺『一蘭とんこつ』は、公式通販サイトや十店舗などで発売直後すぐに店頭から消えるほどの人気ぶりで、筆者もなかなか巡り合えないままだった。

発売たった2ヶ月で、累計出荷数100万食を突破、とのニュースも見た。発売も不定期とのことで、もはや「幻のカップ麺」と化している。

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そんな中、とある地方のイオンで、偶然このカップ麺に遭遇した。当初は山積みだったであろう売り場に、残りたった数個。買い占めるべきか迷ったが、1個490円(税込)というカップ麺としては恐ろしく高い価格に思わず躊躇し、1個だけ手に取ってレジで購入した。数分後にその売り場の前を通ると、1個も残っていなかった。

そして数日後、自宅で1人コッソリ食べてみた。

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今回のこのカップ麺の売りである「あえて具材は入れておりません」の文言が、蓋に堂々と載っていた。

よく考えたら、今までウン十年生きてきて、具材が入っていないカップ麺を食べたことはない。その辺も興味津々だ。

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蓋を開けると、乾燥のちぢれ麺(ノンフライメン)と、「後入れスープ 癖緩)」「後入れスープ◆扮嫗痢法廖嵌訶舛里燭譟廚3つが入っていた。いずれも後入れ。これが他のカップ麺と最も違う部分だろう。

そして、沸騰させたお湯を注ぎ、待つこと4分。

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やわらかくなった麺に、2種類の後入れスープを順番通りに入れていく。その後の「秘伝のたれ」は、「辛い」との注意書きがあったので、最初はかなり少なめに入れてみた。

最初は麺とスープだけで、食べてみた。確かに、スープの味は間違いなく「一蘭」だし、ちぢれ麺もなかなかいける。自宅で「一蘭」が味わえるのは、やはり幸せ。

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ただ、食べている途中で具材がないとやはり物足りなくなり、冷蔵庫の中にあった「ネギ」「メンマ」「焼豚」を入れてみた。「一蘭」の味をしっかり楽しむなら、具材は極力少なめでいい。

さらに、もうちょっと辛さが欲しかったので、秘伝のたれを若干追加。その後、スープまで飲み干した。1杯500円弱のカップ麺、その高額さともったいなさに、いまだかつてないほどじっくり時間をかけて味わい、食べ切ったのだった。


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「一蘭」は、近所の店舗はもちろん、博多の本店にも何度も足を運んだことがある。昔よりもやや価格が上がったものの、何度食べても飽きない味で美味しい。その「一蘭」のとんこつラーメンが、カップ麺とはいえ自宅で手軽に味わえるのは、このステイホーム全盛のコロナ禍、特にうれしい。

1杯500円弱のカップ麺。できればもう一度味わいたい。欲を言えば、もうちょっと入手しやすくなってほしいと願う。

(Written by トラコ)