滋賀県には、古くから寺社仏閣が多い。実は、人口10万人当たりの寺院数が全国1位（※）なのだ。その滋賀県の寺社で味わえる、とっておきの「お寺スイーツ」を、今回紹介する。
比叡山延暦寺「梵字」ティラミス新登場！ ラテとセットで一押し
比叡山延暦寺。788年に最澄が開創し、1994年にはユネスコの世界文化遺産にも登録された。寺内にある「喫茶れいほう」で2021年4月から、土日祝限定で「梵字テラミス」が登場した。マスカルポーネチーズと生クリーム、あんこと白玉、さらに「生湯葉」入りで、さまざまな味や食感が楽しめる。梵字は、仏様を表す文字で、功徳を与えて災難から救うと言われる。ぜひ、自分の梵字を注文して味わってみてほしい。
比叡山延暦寺 https://www.hieizan.or.jp/
寺の境内に本格洋菓子店！ 地元民が通う超絶スイーツ
大津市の、蓮如上人に縁ある等正寺の境内にある「佐知’s Pocket」は、地元で親しまれている本格洋菓子店。料理学校の講師を務める、お寺に嫁いだ店主が手掛ける一番人気のキャラメルシフォンケーキをはじめ、夏季限定のかき氷なども人気が高い。イートイン、テイクアウトにも対応。境内にはその他、創作日本料理が楽しめるレストランなども。
「佐知’s Pocket」 https://www.sachis-pocket.co.jp/
JRA関係者御用達！ 本格バームクーヘンと「勝馬」パフェ
「学問の神様」大野神社は菅原道真公を祀り、鎌倉初期の建築とされる楼門が国重要文化財指定であるほか、競走馬を調教するJRAの栗東トレーニングセンターの氏神としても親しまれている。この神社の境内にある「大野cafeアプリ」では、自社工房で、伝統の直火一本焼き製法で作られるバームクーヘンが大人気。この大野バウムや馬を描いたクッキーなどが乗った「馬勝ったパフェ」などのスイーツを店内で味わうこともできる。
国の名勝庭園を眺めながら味わう絶品「寺スイーツ」
米原市の青岸寺は、南北朝時代に当時の近江守護職だった佐々木道誉によって建てられたとされる。庭園は、国の名勝指定。この庭園が楽しめる寺カフェ「喫茶去」では、サイフォン珈琲やケーキセット、地蔵を描いたラテなどのメニューを提供している。特に、美しい庭園を眺めながら味わう寺スイーツは格別。
※文化庁宗教統計調査より
