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前回「東大漫画の原作者の出身校まとめ」で有名東大受験漫画の作者の出身大学をまとめた。
東京大学に漫画学科はないが、意外にも東京大学出身の漫画家は少なくない。ということで今回は東京大学出身の漫画家をまとめてみた。

◆「はぐれアイドル地獄変」の高遠るい先生は東大出身!

はぐれアイドル

「漫画ゴラクスペシャル」で「はぐれアイドル地獄変」を連載中の高遠るい先生は東京大学出身。他の代表作として「CYNTHIA_THE_MISSION」「ミカるんX」などがある。
「はぐれアイドル地獄変」は歌手を夢見るグラビアアイドル南風原海空が、父から受け継いだ琉球空手で芸能界を生き抜いていくために体を張って奮闘するさまを描いたセクシーアクション。過激なシーンが多いためかどうかは分からないが東京大学の広報誌では代表作を「デビルマンG(原作:永井豪)」にされていた。
「はぐれアイドル地獄変」は2020年には“日本一黒すぎるグラビアアイドル”橋本梨菜主演で実写映画化されている。

◆「伊賀野カバ丸」の亜月裕先生は東大出身!

カバ丸

「別冊マーガレット」で80年代に連載された「伊賀野カバ丸」などで知られる少女漫画家の亜月裕先生は東京大学出身。
「伊賀野カバ丸」は人里離れた山奥で育った伊賀野カバ丸が、東京の高校へ転校し、超人的な技と常識外れの言動で騒動を起こす学園コメディ。
同作は1983年にアニメ化、実写映画化されており、連載終了後も外伝や続編が発表されるほどの人気作品。1985年に週刊マーガレットで連載した「昭和アホ草紙あかぬけ一番!」もアニメ化されている。

◆「姫乃ちゃんに恋はまだ早い」「君とピコピコ」のゆずチリ先生は東大出身!

姫野

クラゲバンチで「姫乃ちゃんに恋はまだ早い」、マガジンポケットで「君とピコピコ」を連載中のゆずチリ先生も東大出身だ。
「姫乃ちゃんに恋はまだ早い」は、おマセな女子小学生とマセ度0%な男子小学生のすれ違い初恋ラブコメディ。「君とピコピコ」は高校のゲーム部を舞台にしたコメディ漫画。
以前は、漫画家志望の東大生“くずチリ”を主人公にした「漫画学科のない大学」をサンデーうぇぶりで連載していた。(東京大学出身者による東大漫画はあった!)

◆「デスティニーラバーズ」の智弘カイ先生は東大出身!

ですらば

マガジンポケットで「デスティニーラバーズ(原案:カズタカ)」を連載中の智弘カイ先生は東大出身。
「デスティニーラバーズ」は、童貞を失うという怪物になってしまうという設定のエロティックディストピアSF漫画。かなり際どい描写も多いが、一般漫画で許されるギリギリのラインをはみ出さないのは東大で培った計算力がなせる技か。

◆「マンガで分かる心療内科」のゆうきゆう先生は東大出身!

マンガで

ヤングキング連載の「マンガで分かる心療内科」の原作担当・ゆうきゆう先生も東大出身。本業は精神科医で自身のクリニックも経営している。
本作は心療内科にて扱ううつ病、認知症、適応障害・・・などの症状を、登場人物のやり取りを通して解説を行うギャグマンガ。各症状についてわかりやすく解説しているので笑えるだけではなく勉強にもなる。

◆「美味しんぼ」の雁屋哲先生は東大出身!

おいしんぼ

大トリは言わずと知れた料理漫画の金字塔「美味しんぼ」の原作担当、雁屋哲先生。
1983年に連載が開始された「美味しんぼ」は単行本売上一億部を超える人気漫画。東西新聞社で創立100周年記念事業である「究極のメニュー」作りに取り組む山岡士郎とその父で美食家として知られる海原雄山の対立を軸にストーリーが展開される。アニメ化、ドラマ化、映画化されており、漫画は読んだことはなくてもいずれかに触れたことがある人も多いだろう。
現在、週に2話ずつYouTube「美味しんぼ 公式チャンネル」でTVアニメのデジタルリマスター版を配信しており、再び注目を集めている。士郎、雄山、富井副部長らの活躍に刮目せよ!

美味しんぼ 公式チャンネル【デジタルリマスター版】
「トンカツ慕情」28話前編

(written by 山崎健治)