日本の47都道府県で、47種類のオリジナルドリンク。スターバックスが日本上陸25周年の第2弾として、「47JIMOTO フラペチーノⓇ」を2021年6月30日から一斉発売する。これを一足先に、いくつか飲んだ感想などを今回紹介する。

47 JIMOTOフラペチーノ(R)

スターバックスは1996年、東京・銀座に1号店(銀座松屋通り店)を出店。現在では、全47都道府県に合計約1600店舗を展開する。47都道府県すべてで一斉同時にオリジナルのドリンクが発売されるのは初めての試み。

北海道はとうきび、宮城はずんだ、茨城はメロン、千葉はみたらし、愛知はあんこなど、それぞれの土地らしい食材が使われるなど、その地元らしさを写実的に表現したり、その地元ならではの食文化からアイデアを得たりしたドリンクの数々。中には「鳥取 がいな キャラメル クリーミー フラペチーノⓇ」「福岡 八女茶やけん フラペチーノⓇ」など、各地の方言が入った商品名があるのも、なかなかおもしろい。

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京都府では「京都 はんなり 抹茶きなこ フラペチーノⓇ」を提供。2019年に京都限定で発売した抹茶のフラペチーノRをさらに進化させたといい、抹茶ときな粉のコラボレーションはまるで和菓子を味わっているような感覚で、まさに京都らしいドリンク。京都の食文化「おばんざい」に欠かせない豆腐や湯葉など大豆に着目した結果、きな粉が採用されたとのこと。

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滋賀県の「滋賀 びわブルー シトラス クリーム フラペチーノⓇ」は、滋賀といえば誰もがまず思い浮かぶ“琵琶湖”をイメージ。ホワイトチョコレート風味をベースに、湖の青を青い花“バタフライピー”を使ったシロップで、湖にキラキラ光る夕日をシトラス果肉で、滋賀の山々を抹茶パウダーなどで表現。爽やかですっきりとした後味、甘さ控えめながら柑橘の酸っぱさが感じられ、まさに夏にぴったりのドリンクだと言える。

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さらに、大阪府は「大阪 めっちゃ くだもん フラペチーノⓇ」で、大阪名物のミックスジュースにヒントを得て、バナナやリンゴ、桃、オレンジなどのフルーツに加え、マンゴーやパッションフルーツも追加し、さらに、マンゴーソースとチョコレートソースもトッピング。フルーツ盛りだくさんの味わいに、どこか懐かしい気分も楽しめた。見た目もカラフル。

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今回、「地域・地元とつながる」をテーマに、地元の人々に向け、その地元の従業員(パートナー)が考案したこの商品。47通りのストーリーや味などが込められ、各都道府県のパートナーから提案された多くのアイデアから1点ずつがこのたび商品化された。スターバックスによると、ギリギリで採用に至らなかったその土地ならではのアイデアも数多くあったという。

ぜひこの機会に、自分が住む場所にあるスターバックスで、地元ならではのドリンクをじっくり味わってみてはいかがだろうか。

スターバックス コーヒー ジャパン
https://www.starbucks.co.jp/
各都道府県の商品詳細
https://www.starbucks.co.jp/cafe/jimoto_frappuccino/

(Written by A. Shikama)