コロナ禍を経て、働き方をはじめとするライフスタイルには様々な変化がありました。その中でも特に大きな変化に直面しているのが「葬儀」です。
アスカネットが2020年2月1日以降のコロナ禍で、近しい方(友人、知人、同僚等)を亡くされた20代〜60代以上の全国の男女500人を対象に行った「葬儀・供養」に関するアンケートhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000018498.htmlによると、20.4%がコロナ禍で葬儀参列の機会がなかったそうです。また、葬儀があった人の51.0%がコロナ禍で葬儀に参列するか悩んでおり、多くの人がコロナ禍での葬儀の参列に躊躇していたことがわかりました。
41.0%が葬儀後2日以内に訃報を受け取っている一方で、35.4%が1ヶ月以上経過してから訃報を受け取っており、参列だけでなく、訃報を送るタイミングにも変化があったことが伺えます。
また、1ヶ月以上経過してから訃報を知った人を対象に、「訃報を知るタイミングに関して、いつが良いですか?」と伺ったところ、57.1%が葬儀後2日以内に訃報を知りたいと回答。 1ヶ月以内に訃報を知りたいと回答した人は96.0%と、「もっと早く知りたかった」という思いが感じられました。
コロナ禍以降、従来の一般葬より「家族葬」「一日葬」「直葬」と呼ばれる小規模で簡素化された葬儀の形式への関心が高まっています。
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査(2021年6月8日4月分速報)https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result-2.html」によると2020年の葬儀業の売上高は前年比14.4%減の5,135億円、取扱件数は前年比2.1%減の43万3千件と大幅な需要減となっている一方で、「葬儀のライブ中継」などの「オンライン葬儀サービス」のような葬儀・供養のデジタル化に注目が集まりました。
2018年にアスカネットが実施した調査では、オンラインでの香典申し込みについて「気持ちが伝わらない」「失礼」「不謹慎」など否定的な意見が大多数でした。しかし、今回の調査では「(オンラインでの香典申し込みに抵抗が)全くない」が27.2%、「(オンラインでの香典申し込みに抵抗が)少しある」が41.6%という結果になっており、抵抗がなくなりつつあることが伺えます。
また年代別に回答をみてみると、「オンラインでの香典申し込みに抵抗が全くない」と回答した割合は、20代では44.0%だったのに対し、60代以上は15.0%と3倍近く差が見られました。
コロナ禍を機に葬儀業界のデジタル化が急激に進み、遺族の負担が軽減されるようになりました。今後、葬儀業界においても、デジタル化の需要は増加することが予想されます。
そのような中、目まぐるしい変化の中にある葬儀業界の様々なソリューションサービスが一堂に会する「フューネラルビジネスフェア2021」が2021年6月24日(木)・6月25日(金)にパシフィコ横浜で開催され、本展示会報告サイトが2021年7月5日(月)にリリースされました。報告サイトでは、新型コロナウィルスの影響を受け、今後の葬儀業界にますます関心が集まるなかで、業界の動向やどのようなサービスが注目されているのかを見ることができます。
■注目のサービス
葬儀社378名が選んだ、注目のサービスNO.1は、
スマホでおくる訃報・香典サービス「tsunagoo(つなぐ)」※特許取得済
サービス内容
従来紙面に印刷するのが常識であった訃報をWebページとして生成、そこから弔電、供物、香典受付までスマホで完結でき、喪家や会葬者と葬儀社様の双方にとって非常に便利なサービスです。
tsunagoo(つなぐ)サイト:https://www.27900.jp/info/index.html
NO.3の「tsunagoo AFTER」は、葬儀の報告をスムーズにする新たなサービス。
サービス内容
済ませた葬儀のご報告ができる最新のサービスです。二次元バーコードを表示した報告ハガキを印刷でき、受け取った人はスマホで読み込むことで葬儀の様子を見たり、香典・弔電を送ることが可能となります。