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新しい生活様式が定着し、在宅勤務時間や家で過ごす時間が増えているが、運動不足による疲労や体調不良に悩む人も多いという。そんな中、パナソニックはメディア向け「ニューノーマル時代の健康セルフケアセミナー」を開催。自宅で行える手軽な健康ケアや、 8月発売予定の新マッサージチェアなどの家電製品が紹介された。

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長引くコロナ禍で在宅勤務が浸透しつつある昨今。同社ではリモートワーク経験者400人(20〜59歳)を対象に調査を行った。「リモートワークにより、どのような不調が増えたと感じるか?」の質問に対しては、1位が「肩こり(68.3%)」、2位が「腰痛(66.0%)」、3位が「目の疲れ(48.5%)」、4位が「疲れ・だるさ(42.3%)」、5位が「頭痛(37.0%)」となった。

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上記調査で、自宅での仕事環境について質問したところ、「仕事専用のデスクと椅子」があると答えた人は36%という結果に。「ローテーブルと、地べたもしくは座椅子で仕事をしている」という人は31.3%、「ダイニングテーブルと椅子で仕事をしている」という人は23.3%となった。一般的なデスクでは視線と同じ高さにパソコンがあるため首は下がらないが、ローテーブルでは視線の下にパソコンが位置するためどうしても猫背気味に。さらに正座やあぐらを続けると、背中や腰、太腿の筋肉がこわばり、血流が悪くなりがちだという。

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体の調子を整えるには、日頃の筋肉ケアや、血流の流れを促すことが重要だ。血液は、酸素と栄養を体中に運び込み、老廃物を排出するという大切な役割を持つが、体に負担をかける姿勢を続けているとそれらの機能も滞りやすくなる。

ニューノーマル生活が続く中、パナソニックでは自身の体を知り、手軽にセルフケアする習慣を提案する。たとえば起床後には「上腕血圧計」で血圧を測定。仕事中には、高周波治療器「コリコラン」で肩腰の血行促進。オンオフの切り替えには「レッグリフレ」「骨盤おしりリフレ」で凝り固まった足やお尻の筋肉をマッサージ。散歩後には、「ひざまわりマッサージャー」で疲れた膝をやさしくマッサージ。1日に終わりには「マッサージチェア リアルプロ」で心身共にリフレッシュし、明日への活力をチャージするという内容だ。

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「リアルプロ」は2001年に同社マッサージチェアの最上位機種として発売された。今年8月に発売する最新機種では、モミ玉のきめ細やかな動きを追求し、最小10mm幅の制御を実現。細かいもみ幅によって、コリをピンポイントにとらえてほぐす。さらにモミ玉を活かすために、全身のエアーバッグで体をホールド。肩はもちろん、進化した太腿エアーバッグが骨盤回りから太ももまで幅広い範囲を圧迫。太腿を上からもマッサージし、また太腿裏をエアーの力で押し上げることで、しっかりほぐしていく。

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「リアルプロ」の内部も公開された。上下、前後、左右と、モミ玉を自由自在にコントロールできる3D独立駆動により、背中や腰、お尻はもちろん、首や肩のような直線的な場所のコリまでとらえる。さらに高性能ブラシレスモーターと高精度制御技術で、プロの技「柔ねつ」が実現した。

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現在量販店で展開しているリアルプロ(左)と20年前の機種(右)のマッサージ比較も体験することができた。20年前の機種もコリがしっかりほぐれている感覚があったが、最新機種ではエアーバッグによってより体が包み込まれるのが印象的だった。また太もも部に大型エアーバッグが搭載されていることにより、心地よく圧迫され、終了後には足全体がすっきりしていることに驚くばかりであった。

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血圧計(左)はシンプルなデザインであるがゆえ、使用後に部屋に置いたままでもインテリアにも馴染みやすいのも特徴。高周波治療器「コリコラン」(右)は刺激がなく、仕事をしながら付けられるのも嬉しいところだ。

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エアーマッサージャー「レッグリフレ」はピンクとダークグレーの2色を展開。足首からふくらはぎまでのタイプと、太ももにも使用可能なタイプが用意され、身体の不調に合わせて選ぶことができる。
 
実際にレッグリフレを体験してみたが、想像よりもエアーバッグの圧力が強めで、コリがほぐれ、血流が促されるのを実感した。マッサージチェアも魅力的だが、設置する場所がない場合にはこちらのレッグリフレが良いかもしれない。

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まだまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症。ステイホームや在宅勤務が続き、身体の不調を感じたら、日々の運動に家電をプラスして健康ライフを送ってみてはいかがだろうか。