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本日7月30日より、岡山県瀬戸内市の「備前長船刀剣博物館」で国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」の展示が始まりました。

戦国最強の武将ともうたわれた上杉謙信の愛刀として知られる国宝「山鳥毛(やまとりげ、通称:さんちょうもう)」。豪壮な太刀姿と華やかな刃文が特徴的で、その刃文が山鳥の羽毛のように見えることが、山鳥毛の名の由来とも言われています。製作当初の鎌倉時代の姿をよく残している貴重な作例と言え、戦国の世から現在まで大切に受け継がれてきた刀剣であることを物語っています。

山鳥毛は代々上杉家に受け継がれてきましたが、2020年に瀬戸内市がクラウドファンディングによって5億円を集め、購入しました。同年3月22日より、国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」は瀬戸内市の所有となり、故郷に約800年ぶりに里帰りしました。
里帰り後は、備前長船刀剣博物館で年1回程度の展示公開等を行なっています。

一般的な展示では刀剣の表面を見せることが多いのですが、備前長船刀剣博物館では山鳥毛を独立展示ケースで展示しており、360度、全方位から鑑賞することができます。他の展示では見ることのできない裏面や鋒、重ね(刀剣の厚さ)などもじっくり鑑賞することができます。
※山鳥毛は常設ではないため事前に備前長船刀剣博物館のホームページ等で展示情報をご確認ください

▼国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛) 」
鎌倉時代の福岡一文字派が作った名刀

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鎌倉時代初期から南北朝時代初期にかけて、備前国福岡の地を拠点としていた刀工集団「福岡一文字派」は、数多くの刀剣を生み出してきました。
備前国福岡とは、今の岡山県瀬戸内市長船町福岡にあたります。この地域には福岡一文字派の他にも長船派などの刀工集団が生まれ、日本刀が数多く生産されてきました。
山鳥毛もそのうちの一口です。
この地で日本刀作りが盛んだった理由としては、古くから製鉄技術を持った技術者がいたこと、中国山地で良質な砂鉄が獲れたこと、備前国福岡の地が中世山陽道随一の商業都市であり、すぐ近くを多くの人が行き交う山陽道が通っていたことなどが挙げられます。

年に1回程度しか展示されない国宝「山鳥毛」を間近で見られるチャンスです!
夏休みの予定をこれから立てられるという方、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

▼特別展「武将・名家の品格-受け継がれた刀剣-」 
展示場所:備前長船刀剣博物館
期間:令和3年7月30日(金曜日)〜9月12日(日曜日)
開館時間:午前9時〜午後5時(入場:午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし休日の場合は翌日に振り替え)、祝日の翌日
新型コロナウイルス感染症拡大防止等により日程等が変更される場合があります。ホームページや、公式SNS等でのご確認をお願いします。

※事前予約制です。詳しくはホームページ等でご確認ください。
備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館公式サイト
https://www.city.setouchi.lg.jp/site/token/


▼「山鳥毛」の特徴や見どころを映像でも紹介




出典
備前おさふね刀剣の里・備前長船刀剣博物館 https://www.city.setouchi.lg.jp/site/token/
瀬戸内市観光協会 https://www.i-setouchi.org/
せとうちファンクラブ https://setouchi-fc.com/