2021年夏、スターバックスが日本上陸25周年に合わせて発売した、日本全国47都道府県ごとに異なるドリンク「47 JIMOTO FrappucinoⓇ」が話題だ。
それぞれの都道府県のパートナー(スターバックスで働くスタッフ)が、地元の食材や名物などをテーマに考案して1点ずつ期間限定で販売している。なかなか気軽な移動が難しいこの時期だけに「全国発売してほしい」という声もずっと絶えない。
数あるそのドリンクの中で、「一度は飲んでみたい」と誰もが口にするの聞いてきたのが、北海道だ。首都圏や関西圏などからも遠い上、隣県の青森県からも海を渡って行かなければならない。そのため、飲むためのハードルが高いようだ。
その北海道限定のドリンクを先日、現地で飲む機会に恵まれた。
北海道 とうきび クリーミー フラペチーノⓇは、北海道名産の「とうきび」とミルクの味わい。今までこのドリンクでとうきび味が発売された記憶はなく、元々のとうきび好きとしても、飲むのをとても楽しみにしていた。
売り切れになっていないか心配だったが、7月中旬過ぎだったので、北海道で立ち寄ってどの店舗でも売っていた。
そして、見るからに観光客は皆飲んでいる一方、地元の人々は一通り飲んだあとなのだろうか、別のドリンクを飲む人が多かった。一度飲めば十分なのだろうか。
発売してすでに数週間が経過していたのもあり、注文後しばらくして手渡しされた。
見た目は写真で見ていた通り。白とイエローの色合いがまたいい。
黄色くかかるのが、とうもろこしのフレーク。ミルクと合わさるといったいどんな味だろうと飲んでみると、いわば「カスタード」のクリームに近い味がした。つまり、ダブルクリームのようで、これは美味しい。
クリームは聞いたところ、北海道産ミルクとのこと。なるほど、いつものクリームよりもおいしいわけだと納得した。ホワイトチョコレート風味のシロップも入っているという。
暑かったのもあって、あっというまに飲み干した。あと味もすっきり。夏はやはり後味がいいドリンクに限る。
ちなみに、滞在した最終日も、また飲んでしまった。その時はカスタマイズで「チョコレートチップ」を追加したが、シンプルな味のドリンクだけにその追加も当たり。キャラメル味などを追加しても美味しそうだと思った。
北海道に数日滞在中、他のスターバックス店舗にも立ち寄った。どのお店でもチョークボードにこのドリンクのPRが見られた。
しかもどの店舗も、絵のレベルが高かった。スターバックスでこのチョークボードで描くのが上手なパートナーを、熱心なファンは「画伯」とも言うが、今回はどこのお店にも絵心ある人がいるのではと思えたほど。
一部の店舗では、このドリンクと一緒に撮るためのフォトスポットを設置するところも。こういった試みも楽しい。北海道に限らずだが、今回の取り組みは、購入者だけでなく働くパートナーも楽しんでいる感じが伝わってきた。
スターバックス コーヒー ジャパン
https://www.starbucks.co.jp/
北海道 とうきび クリーミー フラペチーノⓇ
https://www.starbucks.co.jp/cafe/jimoto_frappuccino/hokkaido/
(Written by トラコ)