旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめだ。価格は安いし、コンビニよりも品数は多い。長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【北海道・札幌編】を紹介する。

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北海道は沖縄と対極をなすほど、スーパーで売られている商品に「地元色」が強い。つまり、本州ではなかなか見られない商品が目白押しだ。一度や二度行っただけでは、なかなか攻略できないほど、ありとあらゆる“北海道産”の商品が数多あるし、広大な大地の北海道だけにさらに地域ごとに商品も異なる。

■北海道ならではの庶民的な「菓子パン」は安価で美味しい

全国各地のスーパーを巡っていて、意外とローカル色が高いのがパン。「ロバパン」は、札幌に本社があり、定番の食パンやバターロールから期間限定のパンまで販売している。実は、全国する展開する「フジパン」のグループ会社なのだが、創業90年の歴史がある。特に有名なのが「豆パン」だ。

「日糧製パン」も、札幌が本社のパン製造会社。食パンや菓子パンを数多く販売する。「北の国のベーカリー」と銘打つだけあり、北海道産の牛乳やメロンなどを使った商品も。実際にいくつか食べてみたが、1個100円程度とは思えないほどおいしかった。

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北海道で昔ながらのお菓子と言えば「ビタミンカステーラ」で、これは旭川市の高橋製菓が製造・販売する。その名の通り、シンプルな味のカステラながらビタミンが豊富で栄養価が高い。3ヶ月ほど日持ちするのもいい。小腹が空いたときに食べるのに重宝する。類似品に注意。

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■北国発の「麺」も種類豊富、万能濃縮つゆ「めんみ」もチェック

「菊水」の麺そのものは、本州でもおなじみ。しかし、本場が北海道なだけあり、商品のラインナップが違う。特に、麺もつゆも羅臼昆布仕立てという「知床ざるそば」「札幌ラーメン寒干し」「余市りんごのほっぺ冷やしラーメン」などは、まとめ買いしたいほどの美味しさ。

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「めんみ」という名称は、本州では聞きなれない。キッコーマンが北海道限定で販売する濃縮つゆ。かつお、煮干、昆布、さば、ほたてからとったという5種類のだしに、醤油と本みりんを合わせた味わい。麺類、どんぶり、煮物など、さまざまな料理に使えて便利。瓶もしくはペットボトルなので、持ち帰り方法に注意したい。

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■おなじみのカップ麺も北海道限定、便利な味噌汁もおすすめ

日清「どん兵衛」には、同じ商品名でも「北」「東」「西」と3種類ある。北海道限定はつゆの味がさらに濃い。北海道のお土産で定番ともいえる「焼きそば弁当」もおすすめ。コンビニや空港などよりスーパーで買うのがダントツで安い。

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味噌も、ローカル色が強い商品の1つ。北海道での味噌といえば「紅一点」だ。一般的な家庭用味噌から、便利なパックやカップなどの即席味噌も多く販売されていて、スーパーで手に入る。価格も手ごろでおすすめ。

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■定番のとうきび茶もティーバッグで、ペットボトルも安い!

伊藤園が北海道限定で販売する「北海道とうきび茶」は、コンビニなどではペットボトルで売られている。ただ、ペットボトルを何本もお土産で持って帰るのは至難の業。保存がきき、荷物にならないティーバックがおすすめだ。自宅やオフィスでお湯さえあれば手軽に飲むことができる。

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ペットボトル飲料も、北海道限定がとても多い。「いろはす ハスカップ」「リボンナポリン」「ガラナ」など、数多くある。多くは土産店やコンビニでも手に入るが、スーパーだと1本78円で売られている。本州の北海道物産展において1本220円で見かけたので、荷物に余裕があればぜひ持ち帰ろう。乳酸菌飲料の「ソフトカツゲン」もおすすめ。

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その他にも、ハムやベーコン、ジンギスカン(ただし冷凍)、コーヒーなども北海道ならではの商品が数多くある。スーパーなら本当に安いので、気軽にまとめ買いができておすすめだ。

【北海道・札幌エリアにある主なご当地スーパー】

■イオン北海道 https://www.aeon-hokkaido.jp/
■ホクレンショップ http://www.hokurenshoji.co.jp/
■東光ストア/スーパーアークス/ライズマート http://www.arcs-g.co.jp/ 
■コープさっぽろ https://www.sapporo.coop/

(Written by トラコ)