しかし、ホラー映画は怖くて見れないという方に、怖がりでも見れるかもしれない変わり種のホラー映画を3つご紹介。
▼ハッピー・デス・デイ
誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、自分が殺される誕生日を何度も繰り返すことになる姿を描いた新感覚のタイムループホラー。イケてる女子大生で遊んでばかりのツリーは、誕生日の朝も見知らぬ男のベッドで目を覚ます。慌しく日中のルーティンをこなした彼女は、夜になってパーティに繰り出す道すがら、マスク姿の殺人鬼に刺し殺されてしまう。しかし気がつくと、誕生日の朝に戻っており、再び見知らぬ男のベッドの中にいた。その後も同じ一日を何度も繰り返すツリーは、タイムループから抜け出すため、何度殺されても殺人鬼に立ち向かう…。こちらはタイムループとホラーが合わさっておりコメディのような感覚で楽しめる。ちなみに続編も出ているが続編はパラレルワールドとホラーが合わさった作品となっている。
▼ザ・スイッチ
気弱な女子高生と連続殺人鬼の身体が入れ替わってしまったことから巻き起こる恐怖を描いた異色ホラー。家でも学校でも我慢を強いられる生活を送る冴えない女子高生のミリー。ある夜、アメフトの応援後に無人のグラウンドで母の迎えを待っていた彼女に、背後から指名手配犯の連続殺人鬼ブッチャーが忍び寄る。鳴り響く雷鳴とともにブッチャーに短剣を突き立てられたミリーだったが、その時、2人の身体が入れ替わってしまう。24時間以内に入れ替わりを解かなければ、二度と元の身体に戻れない。ミリーは新たな殺戮を企てるブッチャーを相手に、自分の身体を取り戻そうとするが…。こちらは殺人鬼と身体が入れ替わってしまうという今までにありそうでなかった斬新なコンセプトのホラー映画となっている。
▼キャビン
二転三転する展開が話題を呼び、全米でスマッシュヒットを記録したSFホラー。女子大生のデイナは友人のジュールスに誘われ、仲間と5人で山奥にある別荘にやってくる。しかし、デイナたちの行動は謎の組織によりすべて監視されており、5人は事態のすべてをコントロールする組織が描いたシナリオどおりに動かされていた。そうとは知らないデイナらはさまざまな恐怖に襲われ、ひとりまたひとりと命を落としていくが…。こちらはメタ要素が多く含まれており様々なホラー映画のオマージュをしている。メタ的にホラー映画のあるあるやシステムが出てくるので初心者も、ホラー映画好きにはさらにオススメの作品となっている。
(Written by 佐藤 知衆)