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秋の夜長にはまったり過ごしながら映画でもいかがでしょうか。
こんな時期こそ出掛けずに1人で、あるいは家族や恋人とじっくり映画を見るのがオススメ、そこで泣けるヒューマンドラマ映画を3つご紹介。

▼湯を沸かすほどの熱い愛
「自分はここまでたくさんの愛情を家族に捧げられるだろうか…。」そんな疑問を抱かずにはいられなくなるのが、この『湯を沸かすほどの熱い愛』という作品。余命宣告を受けた母親とその家族との絆を描いた本作だが、主演の宮沢りえ演じる母・双葉の強さと優しさに目を洗われる思いに。観るときにはハンカチやタオルを用意必須!物語の中盤で明かされる家族の大きな秘密を知ったとき、皆さんの頬にも温かな涙が流れるはず。予測できないラストシーンも衝撃的…。家族と恋人などと観ると尚更涙が止まらない、深い家族の絆に涙すること間違いなしである。

▼この世界の片隅に
『この世界の片隅に』は、観ているうちに自然と涙が出てしまうような作品。戦争を描いた映画は、どうしても暗くて哀しいものになりがちだが、本作は戦時中でもあたたかい日常があり、人と人との愛情があったのだということを今更ながら思い起こさせてくれる。当たり前の毎日が徐々に奪われていく戦争。死と隣り合わせの日常で、人々はそれでも笑い合って生きていこうとする。
水彩画のようなふんわりとしたタッチが特徴で、観賞後は戦争の残酷さや哀しさよりも、人々の強さのほうが印象に残る。戦争という重いテーマを優しいタッチで柔らかく描いている。人々の健気な温かさに自然と涙がこぼれる作品となっている。

▼マイ・フレンド・フォーエバー
二人の少年の友情を描いた不朽の名作。学校でのけものにされていた主人公エリックの家の隣に引っ越してきた少年デクスター。デクスターはHIV患者で周りから遠巻きにされていたにもかかわらず、エリックとデクスターは仲良しになり、一緒にHIV特効薬を探す旅に出るが…。2人の厚い友情と、その先に待つラストは涙なくしては観れない。エリックとデクスターが愛おしく、子供の友情と病気という泣ける要素満載で、涙なしでは観れない作品となっている。


(Written by 佐藤 知衆)