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突然だが、家事の中で気が進まないものといえば、何を思い浮かべるだろうか。そう、食器の洗い物だろう。

片付けても片付けても、食事のたびに汚れ物が出てしまう洗い物。水と洗剤を扱うだけに手荒れも気になる。できれば、こんな家事は機械に任せてしまいたい。

そんな発想から(かどうかはわからないが)誕生したのが、食器洗い乾燥機。憂鬱な洗い物から解放してくれる画期的な機械なのは間違いないのだが、欠点は設置場所に困ること。特に賃貸マンションなどに住んでいる人にとっては、食洗機は夢のまた夢……。

そんな諦めていた食洗機への夢を実現してくれるのは、パナソニックから2021年11月15日に発売予定の食器洗い乾燥機『NP-TSK1』だ。なんと、業界最薄の奥行き約29cmというスリムサイズ。

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これなら、調理スペースを邪魔せずに食洗機を設置できる!


食器洗い乾燥機『NP-TSK1』は、なんといっても業界最薄の約29cmというスリムな本体が大きな魅力となっている。


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一戸建てのスペースに余裕があるキッチンなら問題なく設置できる食洗機も、賃貸住宅など備え付けのサイズが決められているキッチンでは、設置を諦めざるを得ないという家庭も多いだろう。

実際、食洗機の普及率は戸建て・分譲マンション住まいの世帯では35.2%なのに対し、民営の賃貸住宅に住む世帯では、なんと5.8%と大きな開きが生じている(2020年、内閣府調べ)。

食洗機を諦めた賃貸住宅ユーザーの約8割が「設置」関連で、実際に測ってはみたものの、設置スペースがないというのが大きな理由だという。

そんな賃貸住宅ユーザーでも、食洗機の設置を諦めるのはまだ早い! 『NP-TSK1』なら、シンク横にスッキリと置け、しかも「リフトアップオープンドア」の採用で蛇口に干渉しないのが特徴となっている。

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上下2ドア構造となっており、上のドアを開けると同時に下ドアも開く構造。この下ドアはガイドの役割となっているため、食器の出し入れがしやすいだけでなく、食器から滴る水を受け止める役割にもなっている。もちろん、この下ドアが蛇口に干渉する心配も少ない。


いくら薄型スリムで設置できる食洗機とはいえ、洗える食器の量が少なければストレスになってしまう。

しかし、この『NP-TSK1』は約4人分の食器点数(24点)や、直径26cmのフライパン、まな板などの調理器具を収納できる容量を確保している。

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さらに、洗浄力も力強い。ノズル噴射穴を増設し、水流が多角的に動いて庫内の食器すべてに、隅々まで行き渡る構造を採用している。

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しかも、高温高圧の「ストリーム除菌洗浄」で洗うことで、洗浄と同時に除菌までできるという。なお、『NP-TSK1』の使用水量は約8Lと、手洗いの約1/6という高い節水性を実現している。


食洗機導入のハードルを高くしている、もうひとつの要因は分岐水栓を使用しなければならないという点。これにより、食洗機はシンク横に設置するしか方法がなかったため、導入を諦めたという人も少なくない。

これを解決するのが、同時発売されるタンク式の『NP-TSP1』だ。

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分岐水栓の取り付けが不要なので、非対応の蛇口や賃貸住宅で分岐水栓を取り付けるのが不安という人も気軽に食洗機を利用できる。

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給水口が低い位置に設置されているため、給水カップを高く持ち上げる必要がないのが特徴。ただし、給水口のぶん奥行きが35cmと長くなり、稼働させるためには36.7cmのスペースが必要となる。

ただ、この『NP-TSP1』は分岐水栓にも対応している2WAY方式のため、ライフスタイルの変化で引っ越しなど住居が変わっても、その都度、設置方法を手軽に選択できる。

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今回ご紹介した『NP-TSK1』はオープン価格で、市場予想価格は(税込み)71,000円前後、『NP-TSP1』はオープン価格で、市場予想価格は(税込み)83,000円前後。

従来の食洗機ではサイズが大きくて、設置を諦めていた世帯でもパナソニックの食器洗い乾燥機「スリム食洗機」シリーズで、面倒な食器洗いという家事から開放されてみては?