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2021年9月25日(土)、興行収入403億円で歴代1位となった「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(以下、鬼滅の刃)」が放送された。Twitterのトレンドにも多くの鬼滅の刃関連ワードが入り、その注目度が目立った。そんな鬼滅の刃の視聴率が、27日(月)に発表された。

〈平均世帯視聴率は大台の20%越え〉
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の初放送の平均世帯視聴率は21.4%であったと発表。また、最高視聴率は11時7分〜8分頃の22.9%。主人公の炭治郎が悪役・あかざに向かって「逃げるな卑怯者〜」と叫んでいるシーンらへんだ。この結果は2021年に放送されたドラマ・アニメにおいて最も高い結果となった。
〈歴代興行収入上位作品の初回放送時の視聴率は?〉
興行収入歴代1位であった鬼滅の刃の視聴率が21.4%。そこで、興行収入歴代上位の他作品の初回放送時の視聴率を調べてみることにした。興行収入歴代2位「千と千尋の神隠し」の初回放送時の世帯視聴率はなんと46.9%。今回の鬼滅の刃放送と比べても20%以上も高い結果であった。他にも、「もののけ姫」は35.1%、「ハウルの動く城」は33.4%、とジブリ作品の人気の高さが顕著に表れた。
ただ、この結果は単純に作品の人気の高さを表すものではない。2017年に放送された歴代興行収入第4位の「アナと雪の女王」は19.7%、2018年放送の同第5位の「君の名は。」は17.4%であった。どちらの作品も興行収入では「もののけ姫」、「ハウルの動く城」よりも上位の作品にもかかわらずだ。TV離れが進むにつれ、視聴率も伸びなくなっている時代に20%の大台を突破した鬼滅の刃はさすがの一言である。
同作のアニメはまだ完結していない。2021年12月から同作の続きの物語が放送される。今後のアニメの視聴率、劇場版の興行収入にも目が離せない。