新型コロナウイルスの感染拡大で、人間の生活そのものが「激変」したといっても過言ではないでしょう。もし、新型コロナがなかったら、一生やらなかったかもしれなかったこと、それは「PCR検査」だろうなと確信しています。

そのPCR検査をはじめとした新型コロナの検査、実は2ヶ月で6回受けました。といっても、感染が疑われていたわけでなく、周りに濃厚接触者がいたわけでもありません。仕事で、受けざるをえない状況だったからです。テレビ局の撮影など、PCR検査を仕事柄、何度も受けている人は多いはず。

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初めて受ける時などは不慣れでかなり身構えていたものの、数をこなすうちにすっかり慣れました。実体験をもとに、これから受ける人に役立つであろう情報をわかりやすく紹介します。

PCR検査と抗原検査の主な違い

新型コロナの検査には、いくつか種類があります。最もよく聞くのが「PCR検査」でしょう。この検査で陰性か陽性かを判定します。「抗原検査」も判定結果は基本同じ。ただ、この2つの検査の大きな違いは、検査結果の精度です。「PCR検査のほうが正確」というのが通例。抗原検査は、検査結果が短時間で判明するのと安さがあるものの、例えば陽性だった場合も陰性と出る場合もあり得る。ちなみに、日本帰国前に受ける検査では抗原検査の結果は認められずPCR検査のみですが、帰国時に受ける検査は抗原検査です。

唾液採取と鼻腔ぬぐい液、どちらがラク?

新型コロナの検査方法には「唾液採取」と「鼻腔ぬぐい液」の2つがあります。自分の唾液を容器にためて蓋をし、それを検査するのが唾液採取。一方、鼻腔ぬぐい液とは、鼻の奥に細長い綿棒を突っ込まれてそこでぬぐったものを検査する方法で、インフルエンザが陰性か陽性かを判定する時にもおなじみの方法。実際、唾液のほうが痛みなどはないのでラク、ただ唾液をためるのはなかなか大変です。鼻腔ぬぐい液は一瞬痛みのような不快感はあるものの一瞬で終わります。正直、甲乙つけがたいです。

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新型コロナの検査にかかる費用の相場は?

日本では、新型コロナの検査は基本「有料」です。東京や大阪などの街中で「PCR検査2000円」などの看板も増えました。もっと安いところも実際あります。ただし、正確に検査するならば最低でも5000円以上のところが安心と聞きました。なお、検査は保険適用外ですが、感染疑いや濃厚接触者など保健所が判断して病院で受ける場合は保険適用されます。ダメ元でも保険適用できないか確認しましょう。

海外渡航向けの検査費用は高額、値段より信頼性が大事

海外の国・地域で入国時する条件として、新型コロナの検査証明書が必須である場合が多いです。海外渡航向けの検査費用は、日本国内のその辺で手軽に受けられる検査は対象外であることがほとんどなので要注意。海外渡航向けの検査が受けられるか、そして、英語もしくは現地語で記載された証明書を発行してくれるかどうかなど、しっかり確認する必要があります。書類不備だと入国できないので、死活問題です。かかる費用も証明書込みだと最低でも15000円ほど、通常は2〜3万円しますし、空港や大きめの病院だとさらに高いことも。国内のPCR検査とは別物と考えないといけません。

検査は「来店型」か「オンライン型」かどちらがいい?

新型コロナの検査は、クリニックなどに足を運ばなくても受けることができます。自宅などで唾液を採取し、郵送する方法です。遠方に住んでいるとこれが便利で、もし証明書が必要な場合は「Zoom」などを使ってオンライン診療しながら唾液を採取し、郵便などで送り、証明書はメールで送られてきます。ただ、これは時間に余裕がある人向け。出発直前でオンライン診療の予約が取れない、紙で直筆の証明書が必要、郵送だと不安などだとクリニックなどに行って検査するほうを選びましょう。

(Written by AS)