旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめ。土産店やコンビニよりも価格は総じて安いし、商品数もとても多い。
長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者。今回は【広島編】を紹介する。
広島といえばまず、広島焼きと言われる「お好み焼き」がまずイメージされるだろう。オタフクソースは定番中の定番。
そのオタフクソースが発売する「広島お好み焼こだわりセット」は、生地が破れにくいという独自ブレンドの「お好み焼粉」をはじめ、イカ天ブレンドの天かす、削り節と昆布粉ミックス、国産すじ青のりがセット。1から広島焼を自宅で作ろうと思うと、こだわりの原材料集めが大変。これがあると、あとは野菜や豚肉、焼きそば、ソースなどがあればいい。自宅で本場の味が楽しめる。オタフクソースもぜひ一緒に買って帰ろう。
広島名産といえば「かき」も見逃せない。かきが入った「かきカレー」も、とても美味しい。広島はレトルトカレーの商品は多いので、いつも迷う。旧日本軍の海軍発祥カレーもある。
広島のご当地ラーメン「尾道ラーメン」の乾麺も、スーパーで発見。これも保存がきき、持ち帰りやすい。
レモンも広島らしい。「瀬戸内塩レモンラーメン」を見つけ、これも一度食べてみたい。オリーブを使ったラーメンも見かけたので、これも試してみる価値があるだろう。
広島と言えば、プロ野球の広島東洋カープ。近年のカープ人気で、カープ関連の商品が一気に増えた感がある。のり天まで、カープとコラボ。広島以外だと受けがよさそうだし、誰もが好きなのり天は喜ばれる。
カルビーのかっぱえびせんと、イカ天瀬戸内れもん味がミックスした広島限定商品も発見。この組み合わせも意外と美味しかった。
旧日本軍の海軍が、呉の海軍工廠で建造された戦艦「大和」で密かに飲んでいたと言われる幻のコーヒーがある・・・と言われてもピンと来ないかもしれないが、そのコーヒーを再現したかのような「海軍さんの珈琲」がドリップコーヒーで売られている。誰もが一度は味わってみたいコーヒーでは!?
同じメーカーから、カープのコーヒーも発見。「ドミニカープブレンド」という名で、ドミニカ共和国にカープのベースボールアカデミーがあることにちなみ、ドミニカ産コーヒーを主に使用しているという。
広島と言えば、日本酒の醸造でもよく知られるが、醸造つながりで醤油や味噌も地元メーカーがある。
「ますやみそ」は、実は呉が本社。“母さんの味”をキャッチフレーズに、味噌をはじめとした調味料を製造販売する。一方、「川中醤油」は明治39年創業の老舗醤油メーカー。だし醤油をはじめ、ドレッシング、ポン酢などもある。マニアックだが、味は裏切らない。
荷物のスペースがあれば「かき醤油」の海苔も軽くておすすめ。白ごはんがいくらでも食べられる。
広島のご当地パンといえば「メロンパン」だ。これが社名であり、本社は呉にある。
その歴史は戦前にさかのぼり、メロンパンは呉の名物に。その他、ナナパン、平和パン、呉氏のコッペパンなど。素朴なデザインのパッケージもローカルでいい。帰りの新幹線で味わうのにもおすすめ。
【広島の主なご当地スーパー】
■ゆめタウン/ユアーズ/デイリーマート https://www.izumi.jp/
■ハローズ https://www.halows.com/
(Written by トラコ)