大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルホテル「ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ」で、1日1室限定「謎解きホラールーム」が人気。自分のスマートフォンやタブレットを手に、実際に泊まる客室でさまざまな「謎」を解いていくホラー要素が満載という。1ヶ月ごとの予約開始とほぼ同時にすぐ予約が埋まる超人気の客室を、現地で実際に体験してきた。
ホテルの長い廊下の途中に1室だけ、ドアのデザインが違う客室が出現。ここが、謎解きホラールーム「THE BLOOD FLOOD 血塗られた絵画(メッセージ)」だ。
ホテル ユニバーサル ポート ヴィータでは、通常のデラックスルーム(37平方メートル)を1室のみ、期間限定の装飾。客室に入ると、カーテンが閉じられた内部は真っ昼間でも薄暗い。絵画や画材などが散在し、蜘蛛の巣もところどころ張る、なんとも不気味なアトリエとなっていた。
謎解きホラールームは、隣接する姉妹ホテル「ホテル ユニバーサル ポート」で2015年から毎年開催。当時から人気が高く、今も両ホテルの企画チームがストーリーを考案している。女性グループやファミリーをはじめ、毎年違ったストーリーが体験できるため、リピーターも多いという。
今回のストーリーは、この客室の宿泊者が「美術学者」になりきり、客室にある数々の絵画を眺めつつ、部屋の中に隠された「謎」を次々と解き明かしていくミッション。自分のスマートフォンやタブレットなどを使って解決する「デジタル」要素に加え、飾ってある絵画などに実際に触れたり、鉛筆を持って絵画技法のフロッタージュという「アナログ」要素で謎を解く手がかりを調べたりするのも特徴だ。
ホテルによると、3時間ほどですべての謎が解けるという。ただ、1つの客室内とはいえ、数々の謎がそこらじゅうに散らばっていて隅々まで探す必要があり、しかも、1つずつ謎を解決しないと次のミッションには進めない。いざ謎を解こうとすると、意外なほど頭を使って考えさせられた。
しかも、なんといってもホラールームである。恐怖がじわじわ来る。ひと晩、この客室で過ごさないといけない。血を拭いたような跡が残る布や壁などを夜に見ると、本当に不気味だ。
なお、泊まる前の“予習”ができるホラールームの謎につながるストーリーが、全25章+α+本編4章分、公式サイトで公開されていて、誰でも読むことができる。ホラー好きならこれを読むと、ますます泊まってみたくなること間違いなし!
次回の予約申し込みは、2022年1月宿泊分が2021年12月17日(金)から。宿泊プランは、4名利用1名あたり(素泊まり)8,000円〜。スマートフォンもしくはタブレットを持参。連泊利用不可。満室でもキャンセルで空きが出た場合、ホテル公式ツイッターに投稿される場合があるので要チェック。謎解きホラールームの提供は、2022年2月27日(日)まで(予定)
ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ 公式サイト
https://www.u-vita.co.jp/
ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ 公式ツイッター
https://twitter.com/vita_hotel
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(Written by A. Shikama)