かつてはYouTubeに「フリースタイルラップあるある」などのヒップホップに関するネタ動画を挙げているYouTuberとして一部で知られていましたが、2017年に突如として更新がストップ。
3年の時を経て、2020年4月に「もしもBADHOPの中身が一般人だったら」をYouTubeに投稿し突然の復活。そこからは、ほぼ毎週新曲を投稿し続けています。
曲の内容としては、ギャグラップ・ネタ曲・コミックソングといった類なのでアキオ氏は自分のことをラッパーだと思っていないかもしれませんが(SNSのプロフィールにもラッパーとは書いていません)、曲を投稿するごとにラップスキルはかなり上がっており、立派なラッパーだと思います。
今回は、アキオ名義を代表する曲を紹介します。
●「もしもBADHOPの中身が一般人だったら」
記念すべき復活の狼煙を上げた曲。
ラッパーは自分たちの日常(リアル)を歌った曲が多いですが、彼らのリアルは私たちのリアルとは遠すぎて、映画を見ているような気分にはなれますが共感はしづらい部分もあったりするものです。
この曲はBADHOPのようなフロウで一般人のリアルを歌った曲で、大多数の一般人も共感しやすいかと思います。
●「悪そうだけどよく聞けば健全なHIPHOPクルーの曲」
累計250万再生を超えるアキオ名義の代表曲。
曲調とフロウから、なんとなしに聞くと悪いことを歌っているように聞こえるが、よく聞けば健全なことを歌っているという曲。
人を見た目で判断するのは間違っているというメッセージが込められた一曲。
●「HIPHOPに憧れ過ぎた小学生のラップ」
給食センターのズブズブのDOPEな小学生の曲
ドリルも乗りこなすアキオ氏の器用さも堪能できる一曲。
●「野生動物達の気持ちになってラップしてみたら思ったよりHIPHOPだった。」
アキオ氏が憑依するのは人間だけではありません。
この曲では野生動物4頭の気持ちになってラップしています。
声やフロウも使いわけているのがスゴイです。
●「数字の嬢王にフラれました。」
悲しいかな真面目っぽい曲の方が再生回数は伸びません。この曲はかなりいい曲だと思うのですが・・・
バズる動画は数十万再生するのですが、そうでもない動画は数万程度のものも多く、最近バズる動画を出せていない状況を「数字の嬢王にフラれた」と言っていると思うのですが、この動画は皮肉にも大失恋ですね。
アキオ名義の曲はサブスクでも聴けるので興味がある方は、是非聞いてみてください。
(written by 山崎健治)