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前回の記事でもお伝えしたように、テレワークが続くこの機会に、ニッチー編集部でも二拠点生活の体験をしてみようと、2班にわけて茨城県鹿嶋市へお邪魔することになりました。

2020年より広まった新型コロナウイルスの影響で人気が高まっている「二拠点生活」。デュアルライフとも呼ばれますね。
平日には都会で暮らし、週末限定で地方にあるもう一つの拠点で暮らすというライフスタイルは、週末移住という呼び方をする場合もあります。ただ、最近ではテレワークを推進する会社も多くなっており、働き方が多様化する中で、平日も含めてよりフレキシブルに2つの拠点を行き来する人も増えているので「二拠点生活(デュアルライフ)」の方が包括的な呼び方になるでしょう。
2020年に一般社団法人不動産流通経営協会が実施した調査によれば、複数拠点生活の実施者は推計約617万人だったそうで、このことからも二拠点生活が盛り上がっていることが伺えます。(注:この調査では、本宅とは別に週末や一年のうちの一定期間を異なる場所で生活することを指すので大型休暇に別荘で過ごすような人も含んでいます)

都内在住者に人気がある関東近郊の二拠点生活エリアといえば「湘南・鎌倉地区」「南房総」「山梨県」が定番ですが、前回の記事でもお伝えした通り、最近注目されているのが茨城県鹿嶋市だそうです。
鹿嶋市といえば、鹿島アントラーズの本拠地で鹿島臨海工業地帯があって佐賀県の鹿島市と名前が被っているというくらいのイメージしかありませんでしたが、実は東京とほどよい距離感があり、海や湖などを含め自然も多くある上、生活するには困らないお店があるという二拠点生活にはもってこいとの場所なんだとか。

10〜20分間隔で東京駅と鹿嶋市を結ぶ高速バスが運行

二拠点生活において気になるのが交通手段です。
あまりにも移動に時間がかかると、なかなか行く気力が湧かなかったりしますよね。
東京から鹿嶋市に向かうには、東京駅から高速バス「かしま号」を利用するのが最適です。その数なんと1日57本(片道)!
朝6:30から夜22:50分まで大体10〜20分おきに運行しており、東京駅から鹿嶋市役所まで1時間52分、東京駅から鹿嶋神宮まで1時間56分と2時間弱でついてしまいます。(道路の混雑状況の違いにより帰りの便は多少時間が長くなるようです)。
金曜の夜に仕事に終わってから高速バスで向かい、月曜日の朝に高速バスに乗って東京の職場に向かうということも可能です。水郷潮来(潮来市)まではノンストップなので、仕事で疲れているのであればその間、バスの中で寝てもよいでしょう。

気になるお値段は片道たったの1850円(IC利用の場合)!月4回鹿嶋市で過ごすとしても月1万4800円しかかかしません。鹿島神宮駅周辺には格安のホテルがいくつかあるので、あえて物件を買ったり借りたりせずに週末はホテルライフというのもいいかもしれません。