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二拠点生活のスタイルは多様化しています。
その中で今注目されているスタイルの一つが、仕事の拠点は都心に残しつつ、家族の拠点は子育てがしやすく、子供にとっても環境がよい地方に持つというライフスタイルです。この場合、主に家計を支える家族のみ二拠点という形になってしまったりはするのですが、平日は仕事終わりにビデオ通話で地方に住む家族とコミュニケーションをとったり、週末は都心と地方で交互に過ごしたりと様々な楽しみ方ができます。
そのようなライフスタイルを送るならば、子育てに対する自治体の取り組みも気になるところ。
茨城県鹿嶋市は、子どもを「地域の宝」と捉え、子育て支援や教育の充実に力を注いでいます。今回はそんな鹿嶋市の子育て関連の取り組みを紹介します。

親子同士の交流を行うスポットが多い!

鹿嶋市内には4つの子育て支援センターと3つのつどいの広場があり、園庭や支援室を開放しています。子育て中の親子が地域の中で交流するきっかけづくりになっているほか、親子で参加できるイベントも盛りだくさん。
保健師、管理栄養士による保健・栄養相談など育児支援も行っているそうです。

夜間小児救急と病児保育で安心!

中学生以下の子どもを対象に、夜間に急な発熱などがあった場合、応急的な処置をする診療所(夜間小児救急診療所)を開設しています。本格的な治療が必要な場合は、近隣の二次救急病院と連携をとって対応します。(診療時間:20〜23時(受付22時45分まで))
また、子どもが急に熱を出したけど仕事を休めないという保護者のために、病気または病気の回復期にあり、医療機関への入院を必要としないお子さんを、一時的に預かる「病児保育事業」を行っています。

新一年生全員にランドセルをプレゼント!

鹿嶋市では新小学一年生に対して40年以上前から、ランドセルをプレゼントしています。なんと、小学校在学時に破損した場合は修理も無償だそう。
みんなで同じランドセルを背負っての登校は、子どもたちにとってもよい思い出になること間違いなし。

第3子以降の保育料等の無料化!

保育園、認定こども園、幼稚園の保育料や、幼稚園、小・中学校の給食費の無料化を実施しています。家計の負担も軽くなりますね。

放課後児童クラブを全小学校に設置!

保護者が仕事などで昼間家庭にいない市内小学校の児童に対して、放課後に適切な遊びや生活の場となる児童クラブを設置しています。お友達とも仲良くなりやすい環境ですね。

子どもの医療費を助成(マル福)!

所得制限なしで、18歳までの子どもの医療費を助成しています。具体的な助成額は以下の通りです。

【自己負担額】
外来:600円/日(1つの医療機関で月2回まで)
入院:300円/日(1つの医療機関で月3,000円まで)
薬局:自己負担なし

英語教育特区として小学校1年生から英語の授業に力を入れる!

鹿嶋市は、英語教育特区に指定されており、市内の全小学校・全学年において英語を学習しています。言語発達が著しい小学生段階での英語教育は、英語によるコミュニケーション能力を高める上で効果的だそうです。
市内の中学校では、鹿嶋市在住の外国人留学生(高校生)との英語の交流事業を行なっています。外国人と英語で話すことに慣れることが英語上達につながりますね。

10泊11日の自然体験学習&アントラーズの選手との交流※令和3年度中止

コロナ禍で今年度は行われませんでしたが、市内の小学5・6年生を対象に、10泊11日の自然体験学習を実施しています。
自然の中で行う長期の原生活体験をとおして、生きる力・忍耐力・自立心・協調性などが養われ、子どもたちの心の豊かさやたくましさを育んでいるそうです。
こちらもコロナ禍で今年はできていませんが、鹿島アントラーズの選手が市内の小学校を訪問し、児童と一緒にサッカーや鬼ごっこ、ドッジボールなどの交流をする取り組みも行っています。いつもスタジアムやテレビで見る選手たちと直接触れ合えるのは子供たちにとっていい思い出になるはずです。

参考:鹿嶋市HP
https://city.kashima.ibaraki.jp/site/iju-navi/