旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめ。価格は全体的に安く、しかもコンビニより品数は多い。長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【茨城編】を紹介する。
茨城と言えば、真っ先に思い浮かぶ食品は「納豆」だろう。納豆は土産店よりも、スーパーでの品ぞろえがダントツに多い。茨城県民の納豆消費量は例年、全国トップクラスであり、スーパーに行くと一番よく見える場所に、しかもけっこうスペースを取って商品が置いてある。茨城県内の学校給食にも納豆が付くのが普通だ。
全国のスーパーでよく見かける3個セットの納豆は、茨城に来たならば地元産の「水戸納豆」をまず選びたい。ちょっと高級感ある「わら納豆」が置いてあることも。天狗納豆、だるま納豆なども有名。
通常の納豆以外にも、いろいろな納豆加工品がそろうのも、茨城ならでは。「そぼろ納豆」」は、醤油などの調味料に納豆と切り干し大根を漬け込んだ茨城の伝統惣菜。味付けされた納豆を干した「ほし納豆」、フリーズドライの納豆などもある。冷蔵品が持ち帰りにくければ、常温のフリーズドライがおすすめ。
茨城のご当地ラーメンと言えば「スタミナラーメン」だ。昭和50年代に誕生したと言われ、モチモチ太麺、とろける甘辛醤油あんがのっている。キャベツ、レバー、カボチャなどの緑黄色野菜が具材に使われ、一味唐辛子のピリ辛さがたまらない。栄養も豊富なラーメンである。
スーパーでは即席麵で手に入る。ぜひ探してみてほしい。
一方、茨城のご当地そばは「手緒里紫峰そば」が知られる。
茨城県産の常陸秋そば粉を2割配合し、風味や触感も豊か。紫峰とは、明峰・筑波山の雅称。手緒里めんは「つむぎの里」で知られる結城エリアで、まるでつむぎを織るように丹精込めて作られているとのこと。
「さしま茶」は、茨城県西部で生産されているお茶のこと。全国に先駆け、日本で初めてアメリカに渡ったお茶として伝わる。茨城県内ではペットボトルのお茶でも売られている。
濃厚な味わい、芳醇な香り、爽やかな甘み。緑茶好きならぜひチェックしてほしい。
水戸名物「ジャンボどら焼」もおすすめの一品。茨城ではお茶うけとしておなじみだ。
どら焼の直径なんと10センチ以上。真空釜で豆からじっくり炊き上げたという自家製の粒あん、しっとり生地との相性は抜群にいい。なにより大きいので、ボリューム感たっぷり。個包装なので、バラマキ土産にもいい。
【茨城県にある主なご当地スーパー】
■カスミ/フードスクエアカスミ https://www.kasumi.co.jp/
■サンユーストアー http://www.sanyu-store.jp/
(Written by トラコ)