ローソンストア100が昨年販売し大ヒットとなった“だけ弁当”。ウインナーだけ、ミートボールだけの弁当は、「好きなものだけを堪能したい」というニーズに応えるお弁当として、あえておかずを1種類に絞った、ありそうでなかった夢の弁当だ。
「こういうので良いんだよ!」「子供の頃の夢が叶った!」など、SNSの反響も大きく、シリーズ累計100万食を突破、弁当部門のトップに君臨したというからすごい。

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そして第3弾として、今日3月9日から発売となったのが、「のり磯辺揚弁当」。のり弁にちくわの磯辺揚げが3本のっていて、価格は200円(税別)。おにぎりを2個買うより、安い。カップラーメンを買ってもワンコインだ。しかし、本当にこのお弁当だけで満足できるのか、気になるところ。実は、何を隠そう「ちくわの磯辺揚げ」はあまり好きではない…筆者なのだが、その味が気になり、ついつい購入してしまった。

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「のり磯辺揚弁当」(税込216円)

いざ、実食。

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そう、蓋はラップのみ。コストを抑えるための策なんだとか。早速、電子レンジで温め、ラップを開けた瞬間、なるほど…これは、やられました。のりとおかか、そして揚げ物の香ばしい香りが、何とも食欲をそそるのだ。

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まずは、ちくわの磯辺揚げから。
ちくわが意外にももっちりとした食感で、かまぼこに近い。青のりの風味と衣の味わいも程よく、3本あるとなると食べ応えも満点だ。次に、磯辺揚げと一緒にのり弁を食べてみて、納得した。ご飯には多めのおかかがのっており、一緒に食べることで、磯辺揚げの風味が倍増。磯辺揚げとのり弁を一緒に食べることで、だけ弁当の味わいが完成するのだ。

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もっちりとした食感の「ちくわ」

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おかかがたっぷりのった「のり弁」

さらに、今回は「だし醤油」が付いている。このだし醤油をお好みでかけて“味変”させることで、最後まで飽きずに食べられるという粋な計らいだ。筆者は、磯辺揚げを1本食べた後に、かけてみた。

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これは間違いなく、かけた方がおいしい。かけることにより味が締まり、ワンランク上の味わいになったと感じた。ちょっと濃いめのだし醤油なので、一気にかけるよりも、少しずつかけて、濃淡を調節しながら味わうのがおすすめだ。

磯辺揚げだけ、のり弁だけを味わうもよし。磯辺揚げとのり弁のハーモニーを味わうもよし。さらに、だし醤油で味変と、超シンプルどころか、様々な楽しみ方があるこの「だけ弁当」。ちくわの磯辺揚げは、これまで好んで食べたことはなかったが、想像以上に飽きずに食べられた。気になる方は、ぜひ一度その舌で味わってみてほしい。