富士山の銘水は、浄水型ウォーターサーバーの新モデル「every frecious tall（エブリィフレシャス・トール）」の申込受付を2022年3月1日から開始しメディア向け発表会が同日に実施。新モデルの特徴やコンセプトが伝えられた。
「every frecious tall」は、水道水を注ぐタイプの浄水型ウォーターサーバーだ。2021年4月リリースの浄水シリーズ第一弾「mini」のロングタイプとして登場した。浄水器・浄水ポット・ウォーターサーバーそれぞれの便利な機能を1台に詰め込んだ。
冒頭で登壇した代表取締役社長 粟井英朗氏は「コロナの影響により解約するお客様も増えた。そのようなお客様へのご提案としてお値打ちの浄水タイプの開発に踏み切ったが、第一弾が予想以上にご好評を頂いたため第二弾をリリースする運びとなった。今後も天然水・浄水タイプともに継続して開発していきたい」と話した。
ウォーターサーバー本部 本部長 溝内竜士氏は「天然水ウォーターサーバー事業で培ったノウハウを活かしながら、浄水タイプの開発を進めた。コロナ禍の生活様式に対応した商品となっているので、多くのお客様にご利用いただければ」と意気込んだ。
浄水タイプのウォーターサーバーにはさまざまなタイプがあるが、同社製品は水補充式だ。開発コンセプトである“好きなときに好きなだけ”を体現させたという。サーバー上部のタンクに水を補充し、濾過をして温水・冷水に導いていく。
特徴の一つが出水操作位置の高さだ。ウォーターサーバー市場が広がるとともに、浮き彫りとなったのが小さな子供の火傷だ。日本のウォーターサーバーの蛇口は2歳児の目線の高さと同じであることから、子供が火傷を負ってしまうというケースが多かったという。新商品ではそんな事故を防ぐべく、蛇口は子供の手が届かない高さに設置。安全面に徹底的に配慮した。
さらに特筆すべきは、クロロホルムなど23種類の有害物質を除去する高性能カートリッジだ。不織布、活性炭、中空糸膜、鉛除去材の機能を1つのフィルターに盛り込んで有害物質を除去する。「他社の浄水カートリッジで除去できる有害物質は15種類前後で、多いものでも21種類。独自の開発によりこれだけ多くの物質の除去が可能となった」（溝内氏）
トレーはゆとりがあるスペースゆえ、水を鍋に直接注ぎやすいのも特徴だ。さらに「冷水」「ECO冷水」「常温水」「ECO常温水」「温水」「高温水」と温度は6段階設定。ボタンを押すだけで好みの温度を簡単に選ぶことができる。多様なライフスタイルに対応した。
デザインは2014年リリースのウォーターサーバー「dewo」を踏襲。シンプルで上質なデザインはキッチンはもちろん、リビングや一人暮らしのワンルームにも馴染みやすいだろう。「tall」のレンタルの料金は月額3300円（税込）。浄水用のカートリッジが６ヵ月に１回配送される。
発表会後半では、新たに「every frecious」ブランドアンバサダーに就任した、女優の木南晴夏さんが登壇。「朝起きてから寝るまでずっとお水を飲んでいるので、お声がけいただいて大変うれしかった」と喜びのコメント。芸能界きってのパン好きである木南さんだが、パンのおいしさをより知るために常温の水をお供にするとのこと。コーヒーや紅茶よりもパンそのものの個性が楽しめるそうだ。さらに「温度調節が6段階もあるのはすごいこと。赤ちゃんの粉ミルクを溶かす時にも便利ですね」と話した。
今回に続き、「every frecious」ブランドのラインナップを順次拡大させるという富士山の銘水。さらに付加価値を高めた多機能サーバーも視野に入れて開発を進めていくという。今後の動向にも注目したい。
