旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめだ。価格は土産店よりずっと安く、コンビニよりも品数はかなり多い。長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【福島・会津編】を紹介する。

ひとくちに福島と言っても、地域ごとに「食」が微妙に違う。今回、会津若松市を訪れたので、会津ならではのご当地食材をメインに探してみた。

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元祖「会津ラーメン」といえば、創業80年あまりを誇る「牛乳屋食堂」だ。会津鉄道で「ネコ駅長」がいることで有名な芦ノ牧温泉駅が最寄り駅となる。店名からもともとは牛乳屋であり、近くに住む中国人にラーメンの作り方を教わって食堂を立ち上げたエピソードは有名だ。極太のちぢれ麵で、濃厚な醤油スープがクセにある味。スーパーでは自宅で楽しめる商品も販売されているので、見かけて即買いした。

福島のラーメンと言えば、喜多方ラーメンも有名。これも、スーパーの麺コーナーに並んでいる。カップ麺もある。

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会津で生産する牛乳メーカー。「会津のべこの乳」「べこの乳発 コーヒー特急」「会津のべこの特濃 もうひとしぼり」などは、まさに会津ローカルだ。

特におすすめは「会津の雪 ソフトクリーミィヨーグルト プレーン」で、昔ながらの製法で作られた、濃厚な飲むヨーグルトだ。なかなか飲みにくいのが美味しくてまたいい。いちご味もある。

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会津に行ったら、味噌コーナーもおすすめ。会津ならではの味噌がズラリと並んでいる。

会津藩があった時代から味噌醸造で有名だった地域ならではの、今でも伝統を受け継ぐ「会津みそ」が手に入る。味噌は持ち帰るのはやや重いが、小さなサイズもあるのでぜひ。

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会津には、そばの名店も多い。会津産の地粉を石うすで時間をかけて低温乾燥した「会津そば」が、お土産としておすすめだ。醤油、かつおぶし、あごだしつゆがあれば完璧。温かいそばとしても、冷たいそばとしても食べられる。

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会津の郷土料理といえば「こづゆ」だ。だしをホタテの貝柱で取り、里芋、きくらげ、シイタケ、ニンジンなどの食材に調味料を加え、会津塗のお椀で食べる。かつては会津藩の武者料理で、今も正月などハレの席で振る舞われる。

材料が多い分、一から作るのはなかなか大変だ。スーパーでは「こづゆ」のセットも売られている。

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会津ならではの納豆もある。「あかべこ納豆」はその1つ。会津では牛のことをベコといい、赤い牛=赤べこは郷土玩具で知られる。

赤べこが描かれた商品パッケージがまたいいし、国産大豆100%は美味しさもお墨付き。冷蔵商品なので、保冷バッグ持参で。

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福島のフルーツといえば「桃」である。桃の時期は桃そのものを買って持ち帰るのもおすすめだが、シーズン以外でも「桃ジュース」が売られている。特に、会津若松市およびその周辺で製造された桃ジュースを選びたい。桃の味そのものが実感でき、香りもいい。

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【福島県会津若松市にある主なご当地スーパー】

■リオン・ドール http://www.liondor.jp/
■ヨークベニマル http://www.yorkbeni.co.jp/
■アピタ https://www.uny.co.jp/

(Written by トラコ)


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