日本発の「ユニクロ」は、いまや世界中にあるグローバルブランドと言っていい。
特にフランスでは、旗艦店がパリのオペラ座近くにある。2009年10月に開店した大型店舗で、すでにオープンから10年以上経つ。いまやパリをも代表する人気店舗となっている。
そのパリ・オペラ店に並んで必見なのが、旅行客にも人気が高いマレ地区にある「ユニクロ」だ。もちろん直営店であり、こちらも大型店舗である。
ただの店舗ではない。もともと工場だった建物をリノベーションしている。おしゃれな入口をくぐると、中央に見えるのはなんと「煙突」だ。
そして地下には、工場で昔使われていたという工具や機械などの展示もある。
奥の、ユニクロ商品が並ぶスペースを横切る形で展示してあって、ちょっとした博物館のようだ。当時、工場だった頃の建物を再現したミニチュア模型や写真もある。
高い天井に吹き抜けが、工場だった頃の名残を感じさせる。とてもユニクロとは思えないが、売られている商品はまぎれもなくユニクロ。日本でも見かける商品ばかりだが、なんだかおしゃれに見えてくる。
なお、海外でのユニクロ商品は、日本と比べるともちろん割高だ。買うなら、日本に限る。ただし、たまに日本未発売の商品もあるので、見学がてら、海外でユニクロへ立ち寄るとなかなかおもしろい。旅行先で服や下着などを調達したくなったら、普段使うものがユニクロには確実にあるというのも、けっこう助かる。
(Written by AS)