シンガポールの名物グルメといえば、チキンライス、ラクサ、チリクラブ、カヤトースト、ホッケンミー、バクテーなどが、まず思い浮かぶのではないでしょうか。

多民族国家のシンガポールでは、あらゆる料理を食べることができます。しかも屋台で、リーズナブルな価格で。英語が通じ、衛生環境も高く、他の東南アジア諸国と比べても、旅行者でも安心です。

その東南アジア、シンガポールで珍味ともいえるのが「カエル粥」です。「えっ、カエルを食べるの?」と思うかもしれませんが、本当にカエルを食べます。

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シンガポールの街なかで食べられる店はけっこう多いです。特に多いのが、ゲイラン地区とその周辺。例えば、1人前が8シンガポールドル(約800円)で、多いほど安くなります。

お店の看板からカエル。キャラクターはかわいいです。

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メニューの写真にも「Frog」の文字。見た目はまさにお粥そのものですが、上に乗っているのがカエルなのでしょう。

いざ、レジで注文!

道路に面したテラス席で待つこと5、6分。熱々できたてのカエル粥が運ばれてきました。

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特別、匂いはしません。とにかく熱いので、お椀に少しずつすくい、ちょっと冷まして食べ始めます。お粥とカエルの肉、ちょっとだけ香草、以上!という中身でした。


恐る恐る食べた、カエルの肉。味はやわらかめの鶏肉、といった感じでした。鶏肉よりも臭みがなく、あっさりとした味わい。ただ、カエルだけに身の部分、つまり肉が少ないので、物足りなさも。あと、お粥にも塩がもうちょっとほしかったかも。

カエル粥を提供する店は、夕方から深夜にかけての営業。お粥は朝、というイメージだったので、この点が意外でした。日本で味わいのが難しいカエル粥、シンガポールで一度食べてみてはいかがでしょうか。

(Written by AS)