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フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が主催する世界年間最優秀選手に贈られる賞、バロンドール。その年に最も活躍した選手に贈られるフットボール界で最も威厳のある個人タイトル。その2022年の候補者30名が先日発表された。

2020年は新型コロナウイルス流行により賞は中止となり、2021年はリオネル・メッシが通算7度目の受賞を果たした。しかし、2022年の候補者の中にメッシの名前は無く、メッシ個人としは2005年以来初めて30名の候補から外れることとなった。

30名の候補には2022年のバロンドールのポールポジションに立つとされるカリム・ベンゼマらレアル・マドリーから6選手が選出。また、バルセロナに移籍したロベルト・レヴァンドフスキやクリスティアーノ・ロナウドといった常連も名を連ねている。さらに、受賞すればアジア人初の受賞となるトッテナムのソン・フンミンもいる。

大本命はやはりベンゼマ。リーガでは32試合27得点12アシスト。チャンピオンズリーグでは12試合で15得点2アシストと圧倒的な成績を残して得点王に。CL史上最年長のハットトリックも達成した。今年からトロフィーの重要性は投票に反映されにくくなったが、ラ・リーガ制覇とCL制覇の立役者となったのも大きい。まさに“最高のベンゼマ”を見せてくれたシーズンとなった。

しかし最後まで誰が受賞するのかはわからない。2022年バロンドールは10月17日に授賞式が行われ、受賞者が発表される。

【2022年バロンドールの候補者30名】
トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド/リヴァプール)
カリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリー)
ジョアン・カンセロ(ポルトガル/マンチェスター・シティ)
カゼミーロ(ブラジル/レアル・マドリー)
ティボー・クルトワ(ベルギー/レアル・マドリー)
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/マンチェスター・ユナイテッド)
ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・シティ)
ルイス・ディアス(コロンビア/ポルト→リヴァプール)
ファビーニョ(ブラジル/リヴァプール)
フィル・フォーデン(イングランド/マンチェスター・シティ)
アーリング・ハーランド(ノルウェー/ドルトムント→マンチェスター・シティ)
セバスティアン・ハーラー(コートジボワール/アヤックス→ドルトムント)
ハリー・ケイン(イングランド/トッテナム)
ヨシュア・キミッヒ(ドイツ/バイエルン・ミュンヘン)
ラファエル・レオン(ポルトガル/ミラン)
ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド/バイエルン・ミュンヘン→バルセロナ)
リヤド・マフレズ(アルジェリア/マンチェスター・シティ)
マイク・メニャン(フランス/ミラン)
サディオ・マネ(セネガル/リヴァプール→バイエルン・ミュンヘン)
キリアン・エンバペ(フランス/パリ・サンジェルマン)
ルカ・モドリッチ(クロアチア/レアル・マドリー)
クリストファー・エンクンク(フランス/RBライプツィヒ)
ダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ/ベンフィカ→リヴァプール)
アントニオ・リュディガー(ドイツ/チェルシー→レアル・マドリー)
モハメド・サラー(エジプト/リヴァプール)
ベルナルド・シウヴァ(ポルトガル/マンチェスター・シティ)
ソン・フンミン(韓国/トッテナム)
ヴィルヒル・ファン・ダイク(オランダ/リヴァプール)
ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリー)
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(セルビア/フィオレンティーナ→ユヴェントス)

(Written by レオンとメニャンを応援している大井川鉄朗)