
ブラジルなど南米に生息するオオカワウソ。一般的によく知られる可愛いカワウソと違い、いつも危険な表情をしている相当ヤバい奴ら。ピラニアを捕獲して食べる獰猛な性格の持ち主で、「水のジャガー」「川のオオカミ」などの異名を持つ世界最大のカワウソである。彼らは縄張り意識が非常に強く、自分たちの縄張りに入ってきたワニが相手でも、チームが一致団結して獲物を仕留めることがあるという。
こちらはブラジルのパンタナールと思われる水辺で撮影された映像。のんびり水浴びにやって来たジャガーだが、前方に一匹のオオカワウソが泳いでいるのを発見。慌てて水辺を抜け出して、ヤバい連中に関わってしまったとドキドキしていると…奴が大量の仲間を引き連れて戻って来た!オオカワウソの群れが大きな声を上げながらジャガーを威嚇する、自分たちの縄張りに入って来た敵を集団で追い払う瞬間である。
(Written by 山岸悠也)