カンボジアではタランチュラのガーリック揚げは人気料理。昔から腰痛などに効く食材の一つとして親しまれている。コンポンチャム州スクン(Skun)は、通称「スパイダー村(Spiderville)」と呼ばれるタランチュラ一大市場。「アピン(aping)」と呼ばれる蜘蛛スナックが山盛りに売られている。
アピンを販売する業者は「タランチュラハンター」から蜘蛛を購入しており、ハンターたちは地中の巣穴からタランチュラを収穫する。タランチュラハンターの仕事場はコンポントム州郊外の乾いた農場。タランチュラは夜行性なので日中は巣穴でじっとしている。ハンターが砂地に開いた巣穴をクワで掘っていくと、穴の中からタランチュラが勢いよく這い上がって来る。
これらを捕獲してスクンのアピン販売業者に卸し、美味しいガーリック揚げとして販売される。有能なハンターは1日で約100匹も掘り出すという。
【動画】
(Written by 山岸悠也)