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プロ野球大好きな大井川鉄朗が様々な観点から独断と偏見で勝手にベストナインを選んでみるというこの企画。今回は「2022年FA権取得選手」。実は2022年にFA権を取得する選手は超豪華。そんな選手たちでベストナインを考えてみた。

投手:千賀滉大(ソフトバンク)

2016年から7年連続で2桁勝利を達成しているソフトバンクの大エース。海外を含めた移籍先を自由に探すことができる海外FA権を2022年に取得した。千賀投手はこれまでメジャーリーグ挑戦への意向を示していたこともあり、権利を行使してアメリカに渡るのではないかと注目されている。

2022年成績 21試合 11勝6敗 防御率1.97

捕手:森友哉(西武)

現在西武ライオンズを支える“コア4”と呼ばれる選手のうちのひとりである森選手。2022年に国内FA権を取得した。もし権利を行使すれば強打の捕手として争奪戦になることは間違いない。8月末には髪の毛を黒染めし、ヒゲも剃ったことからファンを「FA宣言して巨人に移籍するのでは?」とざわつかせている。

2022年成績 98試合 打率.252 8本塁打38打点 

一塁手:浅村栄斗(楽天)

西武で2度の打点王を獲得し、2018年オフに楽天にFA移籍した浅村選手。2020年は本塁打王のタイトルを獲得した球界屈指の強打者。2022年に海外FA権を取得した。楽天の在籍年数も浅く、残留が濃厚かと思われるが、ファンの間では移籍の噂も尽きない。18年オフの楽天移籍時は、移籍が発表される前にライオンズのベンチリポーターを務めていた奥様が、楽天のネット番組のリポーターに決まったことでファンがざわついた。

2022年成績 138試合 打率.256 27本塁打84打点

二塁手:外崎修汰(西武)

森選手と同じく西武ライオンズの“コア4”のひとりで、2022年に国内FA権を取得。安定感のある二塁の守備に、内外野どこでも守れるユーティリティー性を備えており、森選手同様にFA権行使となれば争奪戦は間違いなしの選手。FA流出の多いライオンズなだけに、その動向に注目が集まっている。

2022年成績 129試合 打率.220 12本塁打47打点

三塁手:高橋周平(中日)

2022年に国内FA権を取得した高橋選手。2011年ドラフト1位、ドラゴンズの将来を担う選手として期待され、2018年から4年連続規定打席、2019、2020年は三塁手としてゴールデングラブも受賞した。2022年は故障もあって出場試合数が減ったが、来季以降の復活は間違いないだろう。

2022年成績 74試合 打率.244 2本塁打19打点

遊撃手:今宮健太(ソフトバンク)

4年契約が今オフで終了する今宮選手。2021年シーズンは打率.214と苦しんだものの、2022年は常に3割前後を打つ復調を見せた。ショートの守備や肩の強さも球界トップクラス。“打てる遊撃手”を欲しくない球団などないため、FA宣言となれば争奪戦となることは間違いないだろう。

2022年成績 125試合 打率.295 7本塁打45打点

外野手:近藤健介(日本ハム)

2022年に海外FA権を獲得した近藤選手。今季は唯一のレギュラー格の選手として若手主体のチームを牽引。故障離脱はあったものの、チームの中心で活躍し続けた。トライアウトイヤーと打ち出していた指揮官BIGBOSSも近藤選手にはシーズン中に合格を言い渡している。しかし2019年オフに結んだ3年契約が終了するため、その動向に注目が集まっている。球界屈指のヒットメーカーで、ファイターズの絶対的な柱である近藤選手。なんとか新球場でもファイターズのユニフォームで活躍してもらいたい。

2022年成績:97試合 打率.298 7本塁打38打点

外野手:西川龍馬(広島)

社会人の王子製紙から広島に入団した西川選手。チームメイトの野間選手と共に国内FA権を取得した。6月に故障離脱があったものの、今季は3割を大きく上回る高打率をマーク。「自分の人生のことなので、しっかりと考えたい」と移籍・残留どちらにも取れるコメントしており、大のオリックスファンであり、実家が京セラドームの近くにあるということでオリックスへの移籍が噂されている。

2022年成績 94試合 打率.322 10本塁打52打点

外野手:野間峻祥(広島)

2022年シーズン野手のキャプテンを務める野間選手。西川選手と同様に、国内FA権を取得した。新型コロナウイルス感染での離脱はあったものの、柱としてチームを支えた。移籍の可能性は低そうではあるが、西川選手とダブル移籍となれば広島にとって大きな戦力ダウンになることは間違いない…。

2022年成績 82試合 打率308 0本塁打16打点


(Written by 大井川鉄朗)