神戸市北区淡河町にある、昭和レトロな建物「ヌフ松森医院」は、かつては病院、現在は地域の交流拠点施設として再生されました。館内に喫茶店などがあり、誰でも利用することができます。
のどかな里山が広がる農村地帯にあり、今も風格が感じられる建物。入口から重厚なガラス扉を開いて中に入ると、昭和レトロな空間が所狭しと広がっています。
レコード、おもちゃ、黒電話、ブラウン管テレビなど、どれも懐かしいものばかり。特に、50代以上の人にとっては「知ってる!」「持ってた!」と思わず声に出してしまうレトロ雑貨が所狭しと並んでいるのにテンションが上がるのではないでしょうか。
しかもここはもともと病院だった建物。元受付、元診察室、元レントゲン室など、当時の面影も随所に見られます。珈琲スタンドは、元待合室だったところ。
長年、地元でシンボル的存在だった松森医院。450坪もの敷地には、旧松森医院棟、築100年の古民家の母屋、蔵、庭園などが今も点在しています。2017年に現在のオーナーが30年以上空き家だった元病院施設を購入し、地元関係者、神戸市とで保座音、再生に取り組みました。現在は、母屋再生向けて「淡河松森医院跡の利用再生プロジェクト」を地元関係者と進行中です。
2022年9月現在、喫茶店「珈琲スタンド カセットテープ」のほか、昭和レトロな雑貨や駄菓子を販売する元レントゲン室の「新松森商店」が営業中。ナポリタンにメロンソーダと、これも懐かしい味が楽しめます。コッペパンのお店も試験営業が始まりました。いまや懐かしい昭和時代にタイムトリップできるでしょう。
さらに、レンタルスペースやシェアオフィスなどもあり、神戸市が「お試し住居」として貸し出す部屋も。里山生活に興味がある方、のんびり里山でワーケーションしてみたい方にもおすすめです。
ヌフ松森医院 インスタグラム
https://www.instagram.com/ogo.neuf/
(Written by AS)