創業から30年以上にわたり、アニメや漫画、イラスト制作ツールや電子書籍配信ソリューション(課題解決支援)など、デジタルコンテンツ分野の新境地を開拓してきた株式会社セルシス。その100%子会社として2022年に設立した株式会社&DC3が、次世代インターネット「WEB3」時代のデジタルコンテンツの新たな流通ソリューション「DC3」を12月7日に発表しました。発表会にはモデルのゆうちゃみさんも登場。その内容をご紹介します。
そもそもWEB3時代って??
「WEB3」は次世代インターネットとも呼ばれる比較的新しい概念。これまでのWEBサービスは「中央集権型」ともいわれ、管理者が運営するプラットフォームを利用するのが一般的でした。この中央集権型、プラットフォームが何かの拍子になくなってしまったりした場合、これまで蓄積してきた情報やコンテンツが全てなくなってしまう恐れがあります…
わかりやすくYoutubeで説明すると、仮にルール違反などによりアカウントが凍結され使えなくなった場合、これまで積み上げてきた動画コンテンツが全て失われた…といったようなことが起こる恐れもありますよね。
一方で、新時代の「WEB3」は管理者を必要としない「非中央集権型」。「分散型インターネット」ともいわれ、複数人でデータを分散して管理することができるため、プラットフォーム自体がなくなることがありません。セキュリティの向上や、個人間でのコンテンツの提供、デジタルデータの販売なども可能となるんだそう。
「DC3」でデジタルコンテンツを唯一無二の“モノ”に変換
漫画や本をネットで購入できたり、音楽を購入して聴いたりと、便利な時代になりましたが、コンテンツを購入したサービスが終了して利用できなくなってしまった…なんてことはありませんか?
せっかく買ったお気に入りの作家やアーティストの作品は、自分の手元に残しておきたいですよね。そんな願いを実現可能にしてくれるのが、WEB3時代に向けた新ソリューション「DC3」です。
「DC3」でどんなことができるようになるの??
「DC3」の一番の特長は、あらゆるデジタルデータをあたかも個人が所有している“モノ”のように扱うことができること。コンテンツの様々な情報はブロックチェーン※に記録され、改ざん防止や唯一無二性を保つことにもつながります。
発表会に出席したゆうちゃみさんからは、「デジタル写真集出してる!けど複製されていることはめっちゃあると思います!」と困った体験談も。「DC3」を用いればこんな課題も防ぐことが可能になります。
※ブロックチェーンとは…
データを「ブロック」と呼ばれる単位で管理し、鎖のようにつなげて保管する技術。
複数人でデータを分散して管理できるため、情報を改ざんされる心配がありません。
DC3 を現在あるサービスに組み込むことで、コンテンツのサービス間での移動や、権利者の許諾を条件に2 次流通、貸し借り、私的利用の範囲内で加工・編集もできるようになるんだとか!
また、持っているコンテンツをサービスをまたいで一元管理することも可能に。例えばA社、B社、C社で購入した本を「マイルーム」で一括でみることができるようになるんです。
コンテンツの利用・視聴自体は本人にのみ可能ですが、3D 空間へ自身のコレクションとして展示し公開することもできます。大好きな作家さんやアーティストを応援することにもつながりそうですよね。
トークセッションではゆうちゃみさんから珍回答も!
発表会では、モデル・ゆうちゃみさんとITジャーナリストの三上洋さんをゲストに迎えたトークセッションも。「WEB3クイズ」で出された『メタバースとはなに?』との問題に、ゆうちゃみさんからは「まじわからん!ギャル語みたい!メタメタなバスとか!?」とお茶目な回答が。珍回答を連発し、会場の笑いを誘っていました。
三上さんからは「こういったソリューションを皆が使っていくということが大事です。これをきっかけにクリエイターたちの生活が豊かになる可能性もあり、よりコンテンツを大事していくことにつながるといいのかなと思います。」と期待を寄せる声が聞かれました。
DC3により、デジタルコンテンツがより便利に、より幅広く楽しめるようになりそうです。