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「KURA ONE」の記者会見。右から2番目がアイディーテンジャパンの澤田且成社長

日本酒の海外輸出が好調な中、毎月異なるストーリーで異なる銘柄の日本酒アルミ缶(180ml)が、全国および世界100カ国以上にサブスクリプションで直送される、世界初となる「KURA ONE」サービスが1月31日(火)より全世界に向けて開始しました。

南部美人(南部美人、岩手県)や勝山(仙台伊澤家勝山酒造、宮城県)、天吹(天吹酒造、佐賀県)など国内外で名の知れた人気銘柄21種(14蔵分)が、手軽な180mlのアルミ缶「KURA ONE」に生まれ変わり。見慣れた720mlのラベルと同じようなデザインが缶にも施されているから、まるで「Jr.ジュニア」に変身したかのような可愛らしさ!


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スタイリッシュで可愛らしい「KURA ONE」が世界に向けて羽ばたく

1月に開催された「KURA ONE」記者会見でも、そのスタイリッシュで可愛らしい見た目がメディア関係者の間で話題になりました。酒蔵や関係者の間ではその可愛らしさから「KURA ONEくん」と呼ばれているようです。記者会見の様子はこちらの動画からも確認できます。


従来の720mlの瓶ボトルでは、重い・大きい・すぐに飲みきれないので鮮度が心配・冷蔵庫に入らない・(海外では)日本語が読めないので詳細がわからない、という点が購入の際のネックになっていました。

しかし缶にすることで小さい、軽量、だから送料も安くなる、さらにローマ字表記することで海外の方も認知しやすい、缶の二次元バーコードを読み込むと多言語アプリと連動して、お酒の詳細を世界中の誰もが知ることができるようにしたのです。缶の裏面を見ると味わいチャートまで付いているので、味の特徴が一目瞭然でわかりやすい!

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「KURA ONE」の裏面には味わいチャートや二次元バーコードが入っている

「KURA ONE」は“720mlの先発隊”としての役割を担っているのが大きな特徴の一つ。お手軽な「KURA ONE」で試し飲みや飲み比べをし、気に入った銘柄を見つけたら同じラベルの720mlボトルで購入ができるという流れ。だから720mlの瓶ラベルデザインをそのまま継承しています。

さらにすでに720mlボトルを販売する国内・越境Eコマース(Japanpage:Sake )や、破損履歴がない海外小口配送(Japanpage:Delivery)システム、さらには多言語の商品/酒蔵情報などが閲覧できるアプリ(Japanpage:Picks)などを準備しています。

国内外で受賞歴のある酒蔵を厳選して「KURA ONE」にしたというのも画期的。確かに海外の日本酒ビギナーなどであれば、まずは受賞歴のある有名な日本酒から試してみたくなるもの。日本の日本酒初心者にもおすすめですね。

会見のために東京に駆け付けた全国各地の酒蔵も最高の笑顔

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みんなで日本酒の新しいシーンを国内外に切り開いていくという団結が会見で垣間見られた

会見には全国から酒蔵たちも駆けつけました。金紋秋田酒造(秋田県)の佐々木孝社長(上写真の右端)は、「弊社は熟成酒に取り組み日々チャレンジしている酒蔵ですが、澤田社長のチャンレンジング精神にものすごく共感いたしました」とコメント。寿虎屋酒造(山形県)の営業課長 藤山正人氏(上写真の右から2番目)は、「ありそうでなかった画期的なアイディア。山形を代表する雪女神という酒米の原酒を、ぜひ楽しんで欲しい」と期待を語りました。

三宅本店(広島県)の三宅清嗣社長(上写真の左から3番目)は、「弊社では缶商品は今回が初トライ。特に海外のどんな人に飲んでいただけるのか非常に楽しみにしている。反応が楽しみ」と抱負を語りました。サブスクリプション商品の1月に「臥龍梅」シリーズが4本もセットになっている三和酒造(静岡県)の専務 鈴木孝昌氏(上写真の左から2番目)は、「醸造法などは同じで、酒米の違いを感じてもらえる酒造りを元々しております。気軽に4種も飲み比べができるようになりました」とアピール。

千代むすび酒造(鳥取県) の代表取締役社長 岡空晴夫氏(上写真の左端)は、「海外輸出30年の酒蔵だがまだまだこれから。アメリカでは“とりあえずビールで”と乾杯するが、(缶は手軽なので)“とりあえず日本酒で”となることを期待している」とコメント。世55カ国に輸出している南部美人(岩手県)の久慈浩介社長もビデオメッセージで参加し、「海外で初めて日本酒を飲む人にとっては720mlのボトルはやはり大きすぎる。「KURA ONE」で日本酒を飲む人が国内外に増えることを非常に期待している」とコメントされました。

先着限定となる新商品6点、1月31日(火)に一斉に予約受付

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コンプリートセット「KURA ONE 販売記念特別版」は日本酒ファンからの予約が殺到しそう


世界初となる「KURA ONE STORY. サブスクリプション 受賞酒蔵コース」の価格(毎月)は、国内は税込3,960円、海外は税別3,600円。「酒米の違い」・「辛口」・「バナナやリンゴの香り」など毎月、それぞれのストーリーに合わせた180ml缶3〜4個などが届く。先着2,000枠の限定販売なので、早めにチェックしてみて。
予約申込はこちら: https://kuraone.japanpage.jp/

他に21銘柄が全部そろったコンプリートセット「KURA ONE 販売記念特別版」(価格: 国内は税込25,300円、海外は税別23,000円)が先着500セット限定で販売。国内外の有名レストランで起用されている木本硝子の酒器とセットした「KURA ONE 硝子酒器ボックス」(国内 税込18,480円、海外 税別16,800円)は先着100セット限定。限定品となる新商品6点が1月31日(火)に一斉に予約販売になる。
(購入申込はこちら: https://kuraone.japanpage.jp/ )

日本酒に詳しくなりたいと思っているビギナーから、受賞歴のある有名酒蔵のお酒をいろいろと比較しながら味わいたいという日本酒ファンまで、ぜひこの機会を逃さずに!限定品なので早めにチェックしてみてくださいね。



≪筆者プロフィール≫
▪滝口智子

滝口差し替え画像

国際きき酒師&サケエキスパート
飲食ライター歴20年の食いしん坊バンザイ!記者&PRプランナー。
日本酒やワインなどもこよなく愛す。
テレビ番組などにも出演中。