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5年に一度調査される総務省「国勢調査」。
日本に住んでいるすべての人と世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で、得られる日本の人口や世帯の実態は、国や地方公共団体の行政において利用されることはもとより、民間企業や研究機関でも広く利用され、そのような利用を通じて国民生活に役立てられています。
調査の中にはユニークなものもあります。その一つが「人口重心」。
総務省HPによると「人口重心とは、人口の一人一人が同じ重さを持つと仮定して、その地域内の人口が、全体として平衡を保つことのできる点」のことで、ある意味で重心は日本の中心といえる場所ともいえるでしょう。
細かな地域分析を行うことにより、公共施設の適切な配置などの行政施策などに活用されているそうです。

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令和2年国勢調査を基にした人口重心は東経137度03分20.44秒、北緯35度34分03.64秒。
グーグルマップの仕様上、緯度経度の秒の小数点第一位までしか指定できなかったので、ピンが刺さっているところは微妙に重心とはズレてはいますが誤差の範囲です。2020年の国勢調査を基にした日本の人口重心に一番近いところにある建物は岐阜県関市中之保にある石上神社でした。
岐阜神社庁のHPによるとこの神社は「創祀未詳。可児氏の氏神社なり。神社背後は石崖なり。境内に御鍬神社(祭神大水上御祖神)あり。大和の石上神宮との関係は不詳。」とのこと。

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ちなみに日本では首都圏への人口流入が続いているため、長期推移で見てみると日本の人口重心は東に移動しています。


出典
総務省統計トピックス「我が国の人口重心」
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/topics/pdf/topics135.pdf


(written by 山崎健治)