eto_usagi_kakizome

プロ野球大好きな大井川鉄朗が様々な観点から独断と偏見で勝手にベストナインを選んでみるというこの企画。今回は2023年が卯年ということで、「現役の卯年選手編」。現在現役の卯年は1987年生まれの36歳、1999年生まれの24歳の選手たち。ベテランと高卒ならプロ6年目を迎える若手世代の選手たちのベストナインとなっている。

投手:平良海馬(埼玉西武ライオンズ)

投手部門は99年生まれ、高卒入団の平良投手。リリーフとしてプロ2年目から1軍で活躍。東京五輪野球日本代表にも選ばれた球界を代表する若手リリーバー。2023年は球団に直訴し先発に転向。先発投手としてプロ野球の舞台のさらなる高みへジャンプできるか、勝負のシーズンを迎える。
2022年成績 61登板 1勝3敗9セーブ35ホールド 防御率1.56


捕手:炭谷銀仁朗(東北楽天ゴールデンイーグルス)

捕手は87年生まれ、2023年シーズンがプロ18年目となる炭谷選手。ライオンズからFA宣言し、ジャイアンツに移籍。21年途中に楽天へトレード移籍となり、2023年が楽天移籍3年目となる。2022年はチーム最多となる82試合で先発マスクをかぶり、投手陣を牽引。盗塁阻止率もリーグ3位となる.339をマークした。
2022年成績 98試合 打率.237 4本塁打 18打点


一塁手:清宮幸太郎(北海道日本ハムファイターズ)

99年生まれの清宮選手は、高卒5年目の2022年、自身初の規定打席に到達。89安打、18本塁打、55打点とキャリアハイのシーズンとなった。クリーンナップや4番として起用されることも多く、これからのファイターズ打線の中核となることが期待される。昨年よりも飛躍の年にできるのか注目だ。
2022年成績 129試合 打率.219 18本塁打 55打点


二塁手:三森大貴(福岡ソフトバンクホークス)

99年生まれの三森選手。2023年から背番号が13に変更となる期待の若手内野手。2022年は自己最多102試合に出場、セカンドで88試合に先発出場。2023年はセカンドでレギュラー定着を目指す。打撃面では1番を多く任され、9本塁打とパンチ力を見せつけた。
2022年成績 102試合 打率.257 9本塁打 36打点


三塁手:安田尚憲(千葉ロッテマリーンズ)

99年生まれ、ロッテの期待の大砲である安田選手。2022年は惜しくも規定打席に届かなかったが、打率.263、102安打、9本塁打と打率、安打数、本塁打数でキャリアハイを達成。2023年は惜しくも届かなかった初の2ケタ本塁打、チームの絶対的大砲としての活躍が期待される。
2022年成績 119試合 打率.263 9本塁打 47打点


遊撃手:大和(横浜DeNAベイスターズ)

ショートは87年生まれのベテラン、大和選手を選出。2022年は新型コロナウイルス感染での離脱はあったが、ショートではチーム最多の65試合にスタメン出場、最終的に91試合に出場した。2023年は中日からトレード移籍となった京田陽太選手との定位置争いに勝てるかがキーになってきそうだ。
2022年成績 91試合 打率.247 1本塁打 18打点


外野手:和田康四郎(千葉ロッテマリーンズ)

外野1人目は99年生まれ、育成契約からプロの世界に飛び込んだ和田選手。2021年には24盗塁(代走出場で21盗塁)で盗塁王のタイトルを獲得した韋駄天。しかし2022年は11盗塁と数を大幅に減らしてしまい、盗塁死も21年の5から7と増えてしまった。2023年は脱兎の如くダイヤモンドを駆け回ることができるか注目だ。
2022年成績 69試合 打率.179 0本塁打1打点 11盗塁


外野手:鵜飼航丞(中日ドラゴンズ)

外野2人目は99年生まれ、2023年に大卒2年目のシーズンを迎える若竜・鵜飼選手。ルーキーイヤーは開幕1軍入りを果たすと、2戦目にスタメン出場。翌日には初本塁打を放つなど長打力で存在感を見せつけた。しかし不調から2軍降格を味わい、7月には「左腓腹筋内血腫除去」の手術を受けるなど、厳しい1年となってしまった。それでも長距離砲としての片鱗を見せて迎える2年目。22年はリーグワーストのチーム本塁打62本と長打力不足に苦しんだチームを救えるか期待される。
2022年成績 59試合 打率.206 4本塁打 16打点

外野手:佐藤輝明(阪神タイガース)

外野3人目は阪神の若き大砲・佐藤選手。早生まれのため99年生まれだが、2023年に大卒3年目を迎える。2022年はチーム唯一の全試合出場を果たし、チーム2位の84安打をマーク。三振数を173個から137個に減らすなど、順調に成長を遂げている。2023年はサードでの起用が名言されており、押しも押されもせぬ4番として君臨することを目指す。
2022年成績 143試合 打率.264 20本塁打 84打点


(Written by 大井川鉄朗)