タイで今、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、果ては「スターバックス」にまで見かけるようになった食べ物がある。なんと「焼き芋」である。

焼き芋と言えば、日本ではおなじみだが、寒い冬に食べるイメージがある。タイと言えば、1年を通して温暖で、日本のような冬は基本ない。

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タイで第2の都市と言われるチェンマイ。スーパーマーケットの野菜売り場で「焼き芋器」が置かれていた。値札を見ると、1kgあたり790バーツ(約3100円)しかも「安納芋」「紅はるか」「シルクスイート」など、日本でおなじみのブランドが売られていた。

日本のスーパーマーケットで、焼き芋器が置いてあることはめったにないだろう。現地のタイ人に聞くと「ねっとりとした食感がいい、美味しくて人気」と聞いた。

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タイに進出したコンビニエンスストア「ローソン」にも、レジ横に焼き芋の特設コーナー。銘柄は「紅はるか」であり、ここでも日本の国旗付きで、日本産をアピール。


さらに、タイの「スターバックス」でも、Japanese Sweet Potato Bun、つまり焼き芋が売られていた。商品名がスイートポテトではなく、日本の〜としっかり入っている。見た目も焼き芋である。

タイには昔から「マンピン」というという台風の焼き芋がある。しかし日本の焼き芋と見た目も作り方も異なり、芋を蒸して団子状にして炭火で焼いたものだ。マンピンもあるから、日本の焼き芋がヒットしたのだろうか。

(Written by AS)