40周年を記念して、前回に引き続きダヤングッズの製造販売を行う株式会社わちふぃーるどの代表取締役・山舞子さんにお話しを伺いました。
今回は、山さんの母でダヤンの産みの親である池田あきこさんのエピソードなどをお話ししていただきました。
作家・池田あきこさん・プロフィール
池田あきこさんってどんな人?
―池田あきこさんはどのような人物ですか?
「娘から見てもバイタリティ溢れる女性だと思います。
コロナで延期になったのですが、南米留学を目指してスペイン語を勉強したり、アルゼンチンタンゴを習ったりと新しいことを吸収することに貪欲です。
当然、今も作家活動も続けています」
「また、父(池田さんの夫)に影響されて昔からバイクも趣味にしています。70歳を超えていますが今でも現役のライダーなんです!」
バイクがきっかけで始まった森林保全活動
―バイクに関して何かエピソードはありますか?
「バイクがきっかけで始めた活動があります。
母は長距離のツーリングも大好きです。
ある日雑誌で母は「ボルネオ縦断ツーリングツアー」の広告を目にします。
赤道直下に位置しマレーシア、インドネシア、ブルネイの3か国にまたがる世界で3番目に大きい島「ボルネオ」を数日間かけてバイクで横断する壮大なツアーで、総走行距離は約2000キロにも及ぶものでした。
母は、そのツアーに興味を持ち2009年、60を間近にして参加することにしました。
そのツアーの途中で、母は森を破壊して広がり続けているパーム椰子のプランテーションの存在を目の当たりにし衝撃を受けたといいます。熱帯雨林の豊かな自然を守らなければと強く思ったそうです。
そのことをきっかけとして、出版社に掛け合いボルネオを舞台とした絵本を出版。また、わちふぃーるどでは2010年より、 認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンの『緑の回廊計画』の活動に賛同し、寄附を行っています。
「Save the Forest ボルネオの緑を守ろう!ダヤンの故郷、地球を守ろう!」をテーマに、マレーシアのボルネオ島キナバタンガン川沿いの急速に失われつつある熱帯雨林を買い取り『ダヤンの森』と名付け、生物多様性と自然環境を保全する取り組みです。
記念原画展での募金の他ボルネオをテーマとしたアートグッズ売上金の一部をはじめ、原画展でのアートパフォーマンスの収益などもこちらの寄附に充てられています」
母が自由に作品を作れるようにサポートしたい
―池田あきこさんに対する思いについて教えてください。
「母はああ見えて、経営者。当然、自分の作品が与える商品への影響などをいつも気にかけています。私としては自分が作家活動をしない分、販売に関してはこちらがプロモーションなどを頑張るので、もっと自由に気兼ねなく作品作りに取り組んでほしいという思いがあります。母が好きな世界を描けるようにサポートしていきたいですね」
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猫のダヤン生誕40周年について
2023年は猫のダヤン40周年を記念して、様々なプロジェクトが進行中!
40周年記念グッズの販売、コラボグッズやコラボイベントの開催、池田あきこさんによる「サライWeb版」「たまルンWeb版」でのエッセイの連載、全国各地での40周年を記念した催事など盛りだくさん!ダヤン40thの誕生日を迎える7月には40周年を記念した原画展を銀座松屋を皮切りに開催予定です。
詳しくは「猫のダヤン40周年特設サイト」をご覧ください!
40周年記念グッズ(例)
猫のダヤン40周年特設サイト
https://www.nekono-dayan.com/40th/
(written by 山崎健治)