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インドネシア東部のマルク州アンボン島ワイ村に、「ワイセラカ」(Waiselaka)と呼ばれる神聖な湧水の泉がある。この村の貴重な生活用水源として親しまれ、地元では飲み水や洗濯用として利用されている。この神聖なワイセラカの泉周辺に、体長1メートル以上のオオウナギが大量に生息しており、地元のハンドラーが大好物の生卵を水面に垂らすと、横に空いた巣穴から巨大ウナギたちが続々と集まって来る。ウナギたちが暮らす光景は観光資源となっており、インドネシアはもちろん海外から訪れる観光客も多い。ハンドラーたちに飼い慣らされたウナギたちは大人しく、実際に水中でウナギと触れ合うことが出来るのも人気の秘密。ここに棲み付く生き物は聖なる存在であり、ウナギたちと触れ合うことで万病を治すとまで言われており、大量のウナギたちに揉みくちゃにされながらご利益を賜る上級者までいる。