近鉄奈良駅の近くに、まるでここだけが異国かのようなステキなカフェがある。特に「薪窯で焼くピザが絶品」「酒粕と奈良漬のピザがある」など、地元で評判高い。
「cafe oasis」(カフェオアシス)のオープンは2020年。近鉄奈良駅から小西さくら通りを南下すると、レンガ造りの外観がとても存在感がある。ここを入った通路の先に、店名のごとく南国のリゾート、まさにオアシスのような空間が現れる。
ピザとパスタの料理がメイン。特に、この薪を使う窯で焼くピザは、生地からじっくり時間をかけて作っており、窯焼きの職人が1枚ずつ丁寧に焼き上げる。ピザのもちもち感と味わいは一度食べるとリピートしたくなる。
奈良はもとより関西エリアでも、薪窯で焼くピザを提供するカフェは極めて珍しいという。
ピザのメニューは、定番でシンプルな「マルゲリータ」をはじめ、モッツァレラやゴルゴンゾーラなど4つのチーズを味わう「クアトロフォルマッジ」ははちみつ付きで、これが意外なほどおいしく味わえる。
カフェオリジナルのピザでは、地元の奈良らしく「奈良漬と酒粕ソース」がおすすめ。酒粕ソースと奈良漬、モッツァレラというシンプルな味付けをピザで味わうと、奈良に来た旅気分がより楽しめる。チョリソーとアボガドを4種豆のサルサソース・ドリトスなどでトッピングした「メキシカン」も一押しメニューの1つ。
スイーツでは、ティラミスのパフェ、グレープフルーツのプリンなど。特に、グレープフルーツはゼリーが多いのでプリンで味わうとその酸味が意外と味わい深い。
ドリンクでは、コーヒーのほか紅茶がスペシャルダージリンやアップルティーなど選択肢が多く、「大和茶と、わ」もあるのもいい。
実はこのカフェの前身は、インドネシアにある世界的なリゾート「バリ」をイメージした半オープンなカフェダイニングだった。これを引き継ぎ、テーブルやいすなどもバリ産で、奈良にいながらバリのリゾート気分が楽しめる。
イタリアンに加え、インド料理も提供するのもその流れで、メニューに「タンドリーチキンサラダ」や「オリジナルチャイ」(ホット・アイス)などもある。
ランチは明るく開放的、ディナーはやや暗めの照明でムードあり、時間帯によって異なる雰囲気。パーティーやイベントなどでの利用も多いという。近鉄奈良駅やJR奈良駅、また奈良観光に便利な場所にあり、広々した空間で年代問わず、奈良市内で昼夜ともおすすめのカフェだ。
取材協力:奈良市
cafe oasis(カフェオアシス)
https://nara-oasis.owst.jp/
(Written by A. Shikama)
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