最先端の音響信号処理技術を用いた製品やサービスを展開するNTTソノリティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:坂井 博、以下「NTTソノリティ」)が2024年3月24日(日)まで、聴覚を研ぎ澄ます音響XRイベント「不快ミュージアム by nwm×NTT」をUNKNOWN HARAJUKU(東京都渋谷区)で開催中。
おならの音、歯ぎしりの音、蚊の飛ぶ音…NTTの最先端技術を駆使して創り出される、思わず顔をしかめたくなる“ゾクゾクする”「不快な音」を体感するユニークなイベントです。オープニング内覧会を取材してきたので、詳しくレポートしていきます。
「耳スピ」の展開で“没入型”からコミュニケーション型のイヤホンへ
NTTソノリティは、NTTグループ初のコンシューマー音響ブランドnwm(ヌーム)から、イヤホンなのにまるでスピーカーのような新体験を味わえる耳スピーカー「耳スピ」を展開しています。
これまでは主に、音楽を聴くなど自分の世界に没入して楽しむためのツールだったイヤホン。NTTソノリティは、『没入から共感へ』をコンセプトに、自分だけの空間を楽しみながらも家族や友人たちとのつながりを大切にしたいという想いで、nwmを発表。耳をふさがずに耳元だけに音を閉じ込め、音漏れを最小限に抑えるNTT独自の「PSZ技術」を搭載した耳スピーカーは、リモート会議中や家事をしている最中に装着していても子どもや家族の声を聴きもらすことを防げるなど、さまざまなシーンで活躍します。
一方で、内覧会に登壇したNTTソノリティの坂井博代表取締役社長は、「ECサイトだけでオープンイヤー型の魅力を伝えることに限界を感じていた。耳スピの良さを多くの方に感じていただきたい」と話し、今回の『不快ミュージアム by nwm×NTT』の開催を決めたといいます。
想像力をかき立てる「不快な音」を全力で再現!最先端技術による“最強の音響体験”
こだわったのは“最強の音響体験”。NTTコンピュータ&サイエンス研究所の協力を得て、新体感の音響エンターテイメントが創り上げられています。最先端の音響技術を惜しみなくふんだんに取り入れて「おなら」や「蚊の音」を真剣に、リアルに再現しているというのはかなりユニーク。
坂井代表取締役社長は「不快な音」を選んだ理由について、「視覚に比べ、聴覚から得る情報量は少ないものの、情報に対してより集中しやすい傾向があると言われている。“聴覚を刺激する音”を追求した結果、誰もが想像しやすく、人間の感覚に直接訴えてくるもの、ということであえて『不快な音』を選んだ」とのこと。
「耳スピ」と設置型スピーカーや位置情報を活用した技術を組み合わせたコンテンツ
イベントでは、「耳スピ」と設置型スピーカーを連動させた立体音響体験技術と、「耳スピ」と位置情報を活用した音響再生技術を組み合わせる2種をコンテンツごとに駆使し、リアルに不快な音を再現。
【耳スピ×設置型スピーカー】のコンテンツでは、周囲の音も利用することで立体的な“不快な音”を体験できます。【耳スピ×位置情報を活用した音響再生技術】では、動きに合わせて音が連動。ミュージアム内の各コンテンツを移動すると突如不快な音が現れ、自分だけに聴こえる仕組みになっています。
いざ、ミュージアムに潜入!おなら、ヘタなピアノ、嘔吐音…不快な音が満載
会場は古い日本家屋のような一軒家。最先端技術を生かした展示との対比もおもしろく、すでにワクワク。白とブルーで統一されたスッキリとしたデザインの会場に足を踏み入れると、目の前にはトイレがあったり、階段が現れたりと期待感が高まります。
スマホと耳スピを貸していただきいざ、体験。スマホが位置を感知して音を再生する仕組みです。
まずは1つめの「アイドルはきっと出さない音」を体感。トイレに座ってみると「おならの音」が。こちらは実際の中学生のおならの音だそう。リアルです…
続いて「ピアノコンクール3318位」へ。耳スピをつけて会場にいるとピアノの音が流れていましたが、ピアノの前の椅子に座るとピアノの音がなんとも気持ち悪いエフェクトのかかったゆがんだ音に変化しました。椅子から立つとキレイな音色に戻るというなんとも不思議体験です。
このほか、階段の上まで上がると「嘔吐音」が聴こえてくる「崖の上からオエウオ」や、示されている足の位置に立つと歯ぎしりの音が聴こえる「イビキ。じゃない方。」など、不快な音が盛りだくさん。ネーミングも絶妙です。
2階には「夏の襲来」のコンテンツがあります。技術を駆使して力をいれたコンテンツとのことで、製作期間はなんと3カ月。8つのスピーカーによる立体音響と耳スピによる音響をシンクロさせ、夏ならではのさまざまな音で想像をかき立てます。壁に映し出される蚊取り線香の煙が少なくなるにつれて、体験者の頭の周りをぐるぐると周る蚊の不快な音が…まるでそこにいるかのように「不快」な臨場感を味わうことができます。
さらに、自分の声を不快音に変化できる体験コーナーもあるので、自分だけのオリジナルの不快音で友人や家族と楽しんでみるのもおすすめです。
館長に就任した磯村勇斗さんのオリジナルボイスのコンテンツも
ミュージアムの館長にはnwmのアンバサダーを務める俳優の磯村勇斗さんが就任。館内では10点以上の不快音のほかに、館長・磯村さん自らが考え、今回のために録りおろしたオリジナルボイスを使ったコンテンツも用意されています。
最先端の音響技術を使ったユニークな展示は24日まで!
最先端の音響技術を使ったユニークな展示が楽しめる「不快ミュージアム by nwm×NTT」。開催は3月24日(日)までとなっています。入場料無料なので、今週末の予定がない人は“不快な音”を聴きに行ってみてはいかがでしょうか。
<概要>
タイトル :「不快ミュージアム by nwm×NTT」
日 時 :2024年3月20日(水)〜3月24日(日)
営業時間 :土日(3月23日、24日):10:00~20:00(最終入場 19:45〜)
場 所 :UNKNOWN HARAJUKU(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目5-10)
入 場 料 :無料
予約サイト:https://fukai-museum.rsvsys.jp (予約優先制)
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/fukai_museum/
<サテライト展示>
同期間中、予約なしでお気軽に体験いただけるサテライト展示も実施。
入場無料。営業時間は同上。
場所:WITH HARAJUKU 1階(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-14-30)
WITH HARAJUKU HP:https://withharajuku.jp/

























