広島県東部にある神石高原町。JR福山駅から車で約40〜50分の場所にありながら、豊かな自然やのどかな里山、標高500〜700メートルの高原リゾートなど、キャンプやアウトドアなどで人気がある場所だ。

その神石高原町に、知る人ぞ知る「秘湯」がある。一度浸かるとまた訪れたくなる、遠方からわざわざ神石高原町まで来る温泉好きもいる。

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2024年1月、うわさの「神石高原温泉」へ行ってみた。

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福山市から国道182号を北上すると、左手に看板が見えてくる。周りにほぼなにもないので、見落とすことはないだろう。

ここは以前、旧井関小学校だった場所。学校食堂の敷地内に、2018年(平成30年)6月、入浴施設がオープンしたという。

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駐車場は広い。その道中に、小学校の卒業記念だったり、朽ちた陸上のハードルが放置されていたりする。かつて小学校だった名残が今もわずかに見られる。

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入泉料は900円(中学生以上)で、タオルは有料なので持参がおすすめ。シャンプーとボディーソープは浴場に備え付けで、無料で使える。

内湯と外湯があり、外湯といっても露天風呂ではなく、内湯から外に出て通路を歩いて離れた場所にあるもう1つの内湯へ行く。なかなか変わった施設である。まだ新しいのもあり、施設はきれいだ。

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お湯はぬるく、そしてトロトロ。全国的に珍しい「ph10.2」とアピールするだけあり、まさに美肌の湯である。

公式サイトなどによると、加温式温泉で、約500メートル離れた山中にある幻の冷泉といわれる「さんわ温泉」100%使用。単純鉱泉で刺激成分が少なく、ラドンの含有率が高いという。これだけトロトロのお湯だと、確かに肌が若返る気がした。規模はそう大きくないものの、2つの内湯が楽しめるのもいい。

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湯上りに無料で利用できる休憩所もある。入浴中にちょうど雪が降ってきて、日帰り温泉でまさかの雪見風呂も体験した。

駐車場を見渡すと、岡山や神戸などの県外ナンバーがたくさん停まっていた。ピンポイントで訪れるにもおすすめの温泉であり、合わせて神石高原町の名物である神石牛や「道の駅さんわステーション」で買える新鮮な野菜や米などもおすすめだ。

神石高原温泉
https://mserrnt.jp/service/onsen/index.cgi


(Written by AS)