世界には色々な闘牛がありますが、東南アジアのユニークな闘牛レースをご紹介。
インドネシア・バリ島の西部ジュンブラナ県のネガラ周辺で、乾季の時期に二週おきの日曜に開催される水牛レース「マケプン」（Makepung）。現地の言葉で「追跡」を意味する「kepung」に由来しており、農夫たちが荷車を付けた2頭の水牛に乗り、色鮮やかな旗と王冠で飾った水牛が、全長125メートルの乾いた水田の未舗装コースを駆け抜ける水牛レース。騎乗者はスピードを上げるため水牛を奮い立たせ、普段おとなしい水牛が時速60キロでサーキットを駆け抜ける。1930年代から稲作の収穫期に行われてきた伝統行事で、今では地元の人々にとっては恒例の祭りで、毎回2つの対立する村同士が競い合い、多い時で100組以上の水牛が参加する一大イベント。例年6月〜11月の期間中に開催されているため、これからバリ旅行を検討されている方は、日程があれば足を延ばしてみるのも良いかもしれません。
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（Written by 山岸悠也）
