ヨーロッパ最大の淡水魚「ウェールズナマズ」(ヨーロッパオオナマズ)は、最大で体長5メートルまで成長する世界最大のナマズ。フランスのネイチャードキュメンタリー番組で、フランス人冒険家が巨大なウェールズナマズに対して、素手だけで巨大ナマズを捕獲する「ヌードリング」に挑戦した動画が話題となっている。
フランスやスペインを流れる川に生息するウェールズナマズは、陸上のハトや犬を捕食してしまう獰猛なことで知られており、一般的な個体でも重さ90キロ、体長2メートル以上に成長するヨーロッパ最大の巨大怪魚。ヌードリングが盛んなオクラホマ州のナマズは重さ50ポンド(約22キロ)だが、欧州のウェールズナマズは重さ200ポンド(約90キロ)を超えてくる。
ウェールズナマズが隠れていそうなポイントを探索する
大きな口で獲物を喉の奥に押し込んですり潰すため、ウェールズナマズを探索する際は靴下を履いて水中に入る。ナマズは濁りのある枝や藪が茂っているポイントの奥に隠れており、水中に足を伸ばしてナマズが食らい付いて来るのを待つ。
暴れ回るウェールズナマズと激しい水中戦
ナマズとエンカウントすると激しい戦いが始まり、体長2メートルを超えるウェールズナマズは巨体をくねらせて大暴れする。長い尻尾で攻撃してくるナマズを二人がかりでホールド、最後はナマズの口にストリンガーを引っ掛けて捕獲する。オクラホマで経験を積んだプロのハンドラーでも、ウェールズナマズを相手にするのは非常に激しい戦いとなり、アメリカナマズの何倍も見応えある水中ファイトが繰り広げられる。
体長2メートル近いウェールズナマズの捕獲に成功
(Written by 山岸悠也)