BIE(博覧会国際事務局)の認定を受けた日本で7回目の万博で、AIPH(国際園芸家協会)の最上位(A1)クラスです。
A1クラスでの開催は、1990年大阪花の万博以来2回目になり注目を集めています。
2024年10月1日(火)に東京商工会議所 渋沢ホールにて実施された、「GREEN×EXPO 2027 出展者 第一次内定発表会」の様子をご紹介します。
■第一次内定者の発表
堀口ミイナ氏が司会進行を務め、GREEN×EXPO 2027 事務総長 河村正人氏の「チームGREEN×EXPO 2027として、皆様と一丸となって進んでいけることを非常に心強く思っています」という挨拶でスタートしました。
そして、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会 企画調整部長 清瀬一浩氏が、village出店及び花・緑出店の概要説明・内定者数発表を実施。
【Village出展】
Village 出展は、市民や企業など多様な参加者が、「幸せを創る明日の風景」を創りあげるために、コンセプトを共有しながら実施する共創事業「Village」の中核となる企業による出展です。
第一次内定では、8件が発表されました。
・鹿島建設株式会社
・株式会社 KT グループ
・三光ソフランホールディングス株式会社
・相鉄ホールディングス株式会社
・竹中グループ
・大和ハウス工業株式会社
・東邦レオ株式会社
・三菱国際園芸博覧会総合委員会
(※五十音順)
【花・緑出展】
花と緑のプロフェッショナルたちが、GREEN×EXPO 2027でしか見ることができない、多種多様な花・緑の作品を出展する、美と技術の競演です。
第一次内定では、223件が発表されました。
■トークセッション「スタートアップ! チーム GREEN×EXPO 2027」
杉山央氏をモデレーターに迎え、長坂真護氏と吉高まり氏の3人によるトークセッションを実施しました。
【参加者】
・GREEN×EXPO ラボ テーマ館展示ディレクター 杉山央氏
EXPOで新たな体験づくりと施設プロデュースを手がける杉山氏は、「EXPOに来ていただける方に驚きや気付きを与えたい。最後にEXPOを出るときに、一人ひとりが自分事としてとらえ一歩を踏み出せるような展示を目指したいです」「参加の仕方も多様で、会期中以外にも参加できるネットワークを築いていきたい」と抱負を語りました。
・芸術家/MAGO CREATION 株式会社 代表取締役 長坂真護氏
廃棄物でアートを制作しガーナに農園をもつ長坂氏は、「『ごみを使ったアーティスト=工業製品』のイメージを持たれることが多いが、石油は昔生きていた生物なので実は当たり前のリレーションシップなのです。根幹の部分を教育していくのがタイミングで、EXPOでこうしたアートに触れることにより、生命のはぐくみへの理解を深めていけるのではないでしょうか」「見えない価値を『見える化』したい」と抱負を語りました。
・2027年国際園芸博覧会協会理事/三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社 フェロー 吉高まり氏
サステナビリティ教育にも携わる吉高氏は、「参加企業のみなさんが、心をひとつにしてどんどん広げていくことがたいせつです。TEAMグリーンEXPO2027として頑張っていきましょう」と参加企業に呼び掛け、「自然の中では、プラスティックやカーボンニュートラルなどすべてが繋がっているが、日本の企業は表現力にかける点があるので、アートの力を活用し『見る』『触れる』ことが大切です」と指摘しました。
■おわりに
Village出展と花・緑出展の第一次内定者が一堂にかいした本会見。
全国から多くの出展者が集まり、「チームGREEN×EXPO 2027」にかける熱い思いに触れることができました。
2024年10月下旬からは、Village出展、花・緑出展の第二次公募、テーマ営業出店や協賛の公募をスタートします。
2027年開催に向けて、盛り上がりをみせるGREEN×EXPO 2027に是非ご注目ください。