01声優
画像はYouTubeチャンネル「CoeFont | AI音声」より


どうも!
エンタメ雑学を見たい、聞きたい、言いたい男、雑学言宇蔵です。

驚きのニュースが入ってきました。
なんと、声優事務所の青二プロダクションと株式会社CoeFontがAI音声技術を活用したグローバル戦略を展開するためのパートナーシップを締結したことを2024年10月7日に発表し話題になっています。

このプロジェクトの第1弾では、野沢雅子さんや銀河万丈さんが所属している青二プロダクションの声優の方々が10人参加して、日本語で収録した音声データを、英語や中国語など多言語のAI音声に変換し提供するとの事です。

具体的には、AI音声合成プラットフォーム「CoeFont(コエフォント)」のAI音声技術によって多言語化対応をした高品質なAI音声を、今後、Amazon Alexaなどの音声アシスタントや、Pepperなどのロボット・音声ナビゲーション搭載製品等に提供・提案を進めていくそうです。


これは本当に凄い時代がやってきました…。
野沢雅子さんのサンプル音声が少しだけYouTubeで公開されていますのでご紹介しますね。こちらです。


●青二プロダクションとCoeFont、AIを活用したグローバル戦略パートナーシップを締結


マコさん(野沢雅子さん)が英語や中国語をしゃべっている…!!!!!
衝撃です!!

声優さんの声はとても大切なもので、筆者はこういった技術に若干の抵抗があったのですが、昨今のテクノロジーの進歩による声優の皆さんの貴重な声の財産の不正利用が発生しているそうで(許可無く不正に学習させられ生み出されたAI音声が活用される悪質な事例が増えているとのこと)、そうした状況への対応策の一つという意味合いもこのプロジェクトにはあるそうです。
なるほど…。

そして、あくまで海外向けのアニメ・映画の吹き替えといった“演技”目的の使用に関してはこのサービスを提供しないとのことです。
日本語での音声の出力も行わないとの事。
CoeFontは「AI音声と声優の活動領域のすみ分けを適切し、声優の権利を守りながら、音声の可能性を広げる」というスタンスだそうです。
AIの脅威にのみ注目するのではなく、演者の権利を適切に守りながら、魅力的な声を持つ方々の“声の可能性を高めるため”、第一歩を踏み出す…というこのプロジェクト。これなら安心ですね。

唯一無二の個性を武器に活躍されている声優の皆様の“声”という財産を、声優事務所とその分野の第一人者が組んで守ってくれる…これは応援したいプロジェクトだと感じました。
何より、筆者、野沢雅子さんの大ファンですから。
マコさんの国宝とも言える貴重な声を絶対に守り抜いてほしいです。
そして、マコさんのご活躍とご健康を心から願っています!!



というわけでNicheee!は、このプロジェクトを応援していきたいと思います!!

(Written by 雑学言宇蔵)