怪獣——その言葉には、どこか懐かしくも力強い響きがあります。映画やアニメ、特撮の世界でおなじみの存在ですが、実は音楽の世界でも「怪獣」はユニークな存在感を放っています。激しい感情をぶつけるようなロックナンバーから、心の奥にひそむ弱さや葛藤を描いたバラードまで、さまざまなジャンルで「怪獣」は象徴的に用いられてきました。歌詞の中で怪獣は、ときに暴れまわる本能のメタファーとして、ときに孤独を抱えた不器用な存在として描かれ、人々の心に深く残る印象を与えています。今回はそんな「怪獣」という言葉がタイトルに含まれた楽曲の中から、特に印象的な5曲をセレクトしました。
●サカナクション「怪獣」
●きのこ帝国「怪獣の腕のなか」
●Vaundy「怪獣の花唄」
●PEOPLE1「怪獣」
●back number「怪獣のサイズ」
(written by 山崎健治)