13月

「13月」という言葉には、現実には存在しないはずなのに、なぜか心を惹きつける不思議な響きがあります。12か月では収まりきらない感情や、どこにも属さない時間。そんな“ありえない月”だからこそ、そこには孤独や願い、秘密の季節のような特別な空気が宿ります。音楽の世界でも「13月」は、日常から少しずれた感覚や、誰にも触れられない心の場所を表現するモチーフとして用いられてきました。幻想的な世界観を描く曲もあれば、現実の中にある違和感や切なさを映し出す楽曲もあり、その表現は実に多彩です。同じ「13月」という言葉でも、アーティストごとにまったく異なる景色が広がっているのが魅力といえるでしょう。今回は、タイトルに「13月」が入っている楽曲の中から5曲を紹介します。存在しないはずの“もうひとつの季節”を、音楽の中で感じてみてください。

●downt「13月」

●高瀬統也「13月1日」

●チョーキューメイ「十三月の銀河」

●Brian the Sun「13月の夜明け」

●キンモクセイ「13月のバラード」


(written by 山崎健治)