ここ数年の大物バンド再結成は、最もCDが売れた90年代を支えた30代〜40代にとっては、レコード会社の思惑を差し引いても、心躍る喜ばしいブームだ。

ここに、2年ほど前から再結成を囁かれていたバンドがある。
「REACTION」
1983年に結成された、ジャパメタ(ジャパニーズメタル)バンド。1985年インディーズシーンより発売されたアルバム「INSANE」の脅威的な売り上げによって、「インディーズ」という言葉を世間に知らしめ「インディーズの帝王」の名前を欲しいままにした日本最速のハードロック。
1986年に「AGITATOR」でメジャーデビュー後、「TRUE IMITATION」「REACTION」「TWIST AND SHOUT」をリリース、熱狂的なファンを獲得しただけでなく、その後のロックシーンを担うことになる「X-Japan」「L'Arc〜en〜Ciel」のメンバーにも影響を与えたと言われる。
そのREACTIONが再始動するというのだから、その噂はネットを中心に広がり様々な憶測も呼んだ。メンバーの体調不良、ボーカル不在…中には「ムリなのでは?」という声があったのも確かだった。

2006年秋。1本の電話から始まった新たな胎動。
REACTIONのギタリストでありメインコンポーザーである斉藤康之(YASU)からの電話を取ったのは、今や伝説のバンドと呼ばれるBODYのボーカル、NAOKIだった。
「I love you」という大ヒットがありながら、BODYは実質1枚のアルバムと1枚のシングル1回の武道館で解散。その後ソロ「NAOKI」としてアルバム1枚とシングル3枚をリリース後、表のシーンには出てくることのなかった木村直樹である。

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Bodyのアルバムはオリコン4位を記録。写真は「I love you」PVアルタ用

20090311_03「REACTIONがニューアルバム出してライブもやるから唄えって。YASUさんからそう言われたら俺、唄うしかないでしょ?」
そう笑って話すNAOKIは、BODYでデビューする前のアマチュア時代からREACTIONを尊敬しており、BODY時代のディレクターはYASUが担当し、ソロになってからもなにかとアドバイスを受けていた関係で「断れるはずがない」と語った。
REACTIONメジャー時代には加藤純也という素晴らしいボーカルがいて、「JUNYAでなければ認めない」と言うファンも少なからずいるはずだ。正直、不安はあったに違いない。それでもYASU始めUME、YUKI全員からの要請に応えたNAOKIをボーカルに据え、新生REACTIONは、再び走り出したのだ。

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福士由紀