20090416_01日本人はとにかくお祭り好きな人種です。12月24日のクリスマスイブ。モミの木に飾りを付けてケーキを食べる。ケーキもまだ冷蔵庫に残っているうちにすぐ大晦日。紅白歌合戦を見て神社を目指します。次の日からは3日間の正月。親戚一同で集まって、お年玉をあげたりもらったりしていたその30日後にはコンビニで予約した太巻き寿司にかぶりついている。このように宗教や地方にこだわらずに、各地のイベントを取り入れていく傾向があります。

そんなお祭り好きの我々が次に取り入れるお祭りとして、「4月の正月」なんかはどうでしょうか?東南アジアでは、西暦ではなくその国々で使われている暦などによって新年が決まるため、1月1日ではなく4月のほうがより新年として祝われていることがあるのです。

そんなお祭りトレンド(?)に先立って、スリランカの新年イベント「スリランカのお正月」を毎年開催しているのは、日本海の島根半島沖合から約60キロ メートルに浮かぶ小さな島、島根県海士町。島全体が国立公園に指定されるほどの自然豊かな島で、同時に過疎の町でもあるのですが、過疎が進む一自治体とは 思えないほどフランクなデザインの情報発信サイト「AMANA」や、ブロガー対象の体験ツアーを開くなど、ITを利用した地域アピールとしては、目を見張 るものがあります。

スリランカの正月「シンハラ&タミルアウルッダ」は、4月に稲作の収穫を終え、繁栄と幸運を願って新年を迎える目的の祝祭で、通常はノナガディという断食 などをする時間を終えた後、ミルクを鍋を沸かし正月の始まりを告げます。その後は日本の正月と同じように、山のようなご馳走が出てきて、お正月気分に拍車 がかかるようです。他にも枕で叩き合う「コッタポラ」なる行事があったりして、なんか楽しそうです。

スリランカの正月は、通常4月12日〜14日ごろに行われるそうですが、海士町のイベントは4月26日に開催されます。スリランカの正月を祝うために島根 まで行くにはちょっと・・・という人も侮るなかれ、なんとエキスパートと一緒にアーユルヴェーダの体験ができる2泊3日のツアーも組まれています。

ツアーの期間は4月24日(金)〜4月26日(日)。
申し込みはコチラ