20090501_01.jpg

「海」「正月の芸能人」「マカデミアナッツ」・・・

「ハワイ」といわれて多分5番目ぐらいに出てくるキーワード「カメハメハ」大王。南の島に住む、奥様は昼前に起きて昼過ぎに寝てしまうかどうかは知らないが、言わずと知れたハワイの王様だ。

カメハメハ1世は18世紀後半にハワイ諸島を王朝として統一した最初の人物で、武力や知力、さらに外交能力にも優れたカリスマ中のカリスマだったのだとか。肖像画に残されているカメハメハ1世はどちらかというと大柄で気難しそうな顔つきなのに対し、カメハメハ大王像がスラッとして爽やかなのは、当時の宮廷にいたイケメンの従者をモデルにしたからなのだとか。

ハワイにあるカメハメハ大王像で、ハワイの7代目の国王となったカラカウア王が1883年に作らせたもの。ホノルルのイオラニ宮殿前にあるこのカメハメハ大王像は、観光スポットの一つとして最も有名で、ハワイで最初に設置されたカメハメハ大王像でもある。

しかし、イオラニ宮殿前のカメハメハ大王像は最初に上陸した銅像ではあるのだが、オリジナルの銅像ではないのだ。

英雄カメハメハを敬愛していたカラカウア王は、1879年にアメリカ人彫刻家に彫像を発注し、それを元にローマで鋳型が作られ、パリで仕上げられた。パリで作られたオリジナルの像を運ぶ途中、嵐で船が沈没、同じ鋳型を使って急遽2体目を作ったという。

その後、1912年に海に沈んだオリジナルのカメハメハ大王像が発見され、こちらはハワイ島にあるカメハメハ大王出生の地カパアウに安置されることになったのだとか。

因みに、子供にサボり癖が付いていて奥さんが怠け者なのは「カメハメハ」ではなく「ハメハメハ」。子どもの頃気づかずに歌っていた人少なくはないはずだ。

(Photo by coconut wireless